丹波に「新京都駅」求める 北陸新幹線促進協が決議
亀岡、南丹、京丹波の2市1町でつくる北陸新幹線口丹波建設促進協議会は11日、亀岡市内で総決起大会を開いた。敦賀以西について、国の整備計画にある福井県小浜市と大阪を結ぶ「小浜ルート」で建設し、丹波地域に「新京都駅」を設置するよう求める決議を採択した。
与党がルート案の絞り込みを進める中、アピールを強める狙い。2市1町の首長や地方議員、住民らに加え、小浜市の関係者も含め約千人が参加した。
同協議会会長の桂川孝裕亀岡市長は、国の危機管理の観点からも災害時に東海道新幹線などの代替となる小浜ルートが必要と指摘。「計画の閣議決定から42年間、活動を進めてきた。京都の中心として発展するため、この思いを国や府に届けたい」と言葉に力を込めた。
小浜ルート実現と新駅設置、大阪までのフル規格による早期全線整備の3点を盛り込んだ決議を採択。最後に全員でこぶしを突き上げ、気勢を上げた。
【 2016年02月11日 21時10分 】