[インタビュー] "4年目Jリーガー"オ・ジェソクが見た日本サッカー
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※一部要約
オ・ジェソクはいつの間にかJリーグ4年目になった。
「もうすべての面で適応を終えた」というオ・ジェソクからは余裕が感じられた。
ガンバ大阪と蔚山現代の練習試合が行われた7日、日本・宮崎でオ・ジェソクと会った。
オ・ジェソクは先に行われたヴァンフォーレ甲府との練習試合で、90分のフルタイム出場をして0-0の引き分けで試合を終えた後だった。
3週間前に受けた基礎軍事訓練のため、まだ不自然な短髪をしていた。
オ・ジェソクは蔚山のメンタルコーチを受け持っているユン・ヨンギル韓国体育大学教授に嬉しそうに挨拶した。
ユン教授とオ・ジェソクは2007FIFA U-17ワールドカップから師弟の縁を結んだ。
「久しぶりに韓国語をしてすごく楽しい」と言い、ユン教授と一緒に蔚山との試合を見守ったオ・ジェソクの口元からは笑みが離れなかった。
ロンドンオリンピック銅メダルメンバーのオ・ジェソクは、2012年の末に江原FCからガンバ大阪に移籍した。
本人の意志というよりはチームの財政難による移籍だったので恨みもあったが、3年が流れた今では別の土地での孤独な生活も慣れた状態である。
その間J2リーグ、J1リーグ、Jリーグカップ、日王杯など優勝カップも何回も持ち上げた。
4年目Jリーガーが眺めた日本サッカーはどういう姿なのだろうか?
オ・ジェソクがJリーグで驚いた点は、リーグ全体がファンのために動くという点である。
オ・ジェソクは「すべてのチームが一つの哲学を共有している。パスサッカーについてのことだが、これはファンが見て面白いサッカーをしなければならないという信心が根底に敷かれてある。ときには強迫のように感じられたりする」と語った。
オ・ジェソクは「試合の外的な部分でもファンのための活動をたくさんする。チーム最高のベテランでも、ファンとのスキンシップを欠くことはできない。主将である遠藤保仁選手も、必要ならカエルの仮面をかぶってファンの前に出る」と、Kリーグが学ばなければならない部分だと強調した。
この日、ガンバ大阪の練習試合を訪れた観客は300人くらいだった。
宮崎現地の人たちもいたが、大阪からチームについてきたファンも多かった。
試合観戦を終えたファンはガイドラインに沿って並び、選手にサインや写真を頼んでいた。
オ・ジェソクは「練習試合だがいつもこれくらいのファンが訪ねてくる。あまりにファン文化がちゃんと発達している」と説明した。
Jリーグのもう一つの特徴についてオ・ジェソクは、「日本は韓国より選手個人に自律性を与える。代わりに本人が思った通りに行動したことの責任は、自らが負うことになっている」と説明した。
宿舎生活をせず、一人で過ごして自らを管理しなければならない。
オ・ジェソクは「一人でいる時間が多いので、韓国のときより考えることが多くなった。今後のサッカー人生や引退後の人生についても、より考えて悩むことになった」と語った。
それと同時にオ・ジェソクは、ユン教授に「スポーツ心理学の勉強をしてみたかった」と胸中を打ち明けたりもした。
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