独学での勉強は、自分の好きなように勉強できるところが良いところです。
でも自由だと、いろんな教材に目移りしちゃうんですよね。
おかげで、さまざまな教材を使うことになっちゃいました。
そうすると面白いのは、20年ぶりに勉強するオジサンにも「分かりやすかった本」と「よくわかんない本」とがはっきり分かれてくること。
今日は、そのなかでも、「もし、もう一度英語をやり直すことになっても、また使いたい本」を紹介したいと思います。
TOEICのレベル
はじめにお断りしておくと、1年勉強してきた現在のレベルは以下の通りです。
【1年前】TOEIC模試スコアレンジ 95-180点
【現在】TOEIC模試スコアレンジ(最高) 505-695点
TOEICテストスコア待ち 2月末発表
ここからは、中学レベルの基礎からやり直しているオジサンにも「すんなり分かったぞ!」という教材を今日は紹介します。英語が苦手な人の参考になれば幸いです。
文法
文法からは2冊。
1冊目は『中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。』。
この本のおかげで文法の苦手意識を克服できました。初心者にも分かりやすい解説と取り組みやすい構成が素晴らしいです。そして、CDも使いやすい。
2~3周したあとは、瞬間英作文の教材としても使用しました。
2冊目は『トコトンていねいな英文法レッスン』。この本も簡単に読め、初心者目線から書かれています。
重要な項目だけを抜き出しているだけで解説がお粗末な本や幼稚なイラストを多用しただけの本があるなかで、この2冊は初心者が「理解できる」ことに重点が置かれていることに好感が持てました。
2冊やることで、違った角度から復習できました。
僕はこの後、『英文法のトリセツ』3部作の読書を通して、中学英文法をひとまず終了としました。振り返ってみると、問題集(難関中学受験用)を1冊やりつつ、分からなかったところを英文法書『FOREST』で確認するというやり方でも良かったのかなと思います。
英文解釈(語順通りに英文を読む)
中学英文法のあとは、文法知識を活かすために「英語を語順通りに理解する」勉強をしました。
- 作者: 田地野彰
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2011/07/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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『意味順英語学習帳』は、英文の構造をシンプルに把握する方法を教えてくれる画期的な本です。英語が苦手で諦めていた人にも、抵抗なく受け入れられるのではないでしょうか。
中学生の頃に、この本に出会いたかった!
『超・英文解釈マニュアル』および、『超・英文解釈マニュアル2』は大学入試レベルです。僕は、上記の中学英文法の勉強しかしていませんが理解できました。
著者は「英語にも“てにをは”があるのに君はそれをまったく習っていない!」と言います。英文を左から右に読むには、これを理解しているかいないかじゃ全然違う気がします。とても良い本です。
「英語を語順通りに理解する」のと反対の方法が、ぼくが学校で教わった「返り読み」をしながら精読する方法です。
「返り読み」の本も何冊か読みました。そのなかでも、『英語ベーシック教本』は面白かったです。品詞が理解できるようになりました。
どちらの方法が良いのか?というと、初心者ですから、どちらをやっても効果はあります。
でも、英語を語順通りに理解できなければ、英文を速読できませんし、リスニングでもついていけませんから、結局はその練習は必要になると思います。
瞬間英作文
どんどん話すための瞬間英作文トレーニング (CD BOOK)
- 作者: 森沢洋介
- 出版社/メーカー: ベレ出版
- 発売日: 2006/10/25
- メディア: 単行本
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瞬間英作文は、文法を体得するために行いました。
その点で、『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』は、文法別に項目が分かれており、非常に使いやすかったです。
ただし、かたい英文なので「会話では使えない」と言われているようです。ぼくは、いまだにその英文が「硬いか、柔らかいか?(笑)」はわかりませんが、瞬間英作文は暗記のためにやっているわけではないので、まったく問題ありませんでした。文法と同時にやると効果的だと思いました。
音読
TOEIC(R)テスト 究極のゼミ Part 3 & 4 (CD・DL特典付) (TOEICテスト 究極シリーズ)
- 作者: 早川幸治,ヒロ前田
- 出版社/メーカー: アルク
- 発売日: 2013/03/28
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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『TOEICテスト 究極のゼミPart3&4』はTOEIC対策用教材です。
音読は、はじめに中学レベルの『英会話・ぜったい・音読 【入門編】』と『英語はぜったい暗記するな!』を簡単にやりました。
その後は、高校レベルをやらずにTOEICへとステップアップしました。
TOEICのPart3&4は、中学レベル+αの文法力があれば問題ありません。難しい単語は調べれば意味はわかりますし、音声スピードにも慣れていきます。
この本の良いところは、ダウンロードできる特典音声です。TOEIC公式問題集のCDは、設問の間に音の無い2~3秒の空白時間があります。一方、この『TOEICテスト 究極のゼミPart3&4』は、例文だけを連続して録音しています。すると、音声を聴いていないムダな時間がなくなるので、良いというわけです。(新しい公式問題集は同じ形式になったようですが、未確認です。)
この本には、公式問題集2冊分ぐらいの例文が載っているのでお得です。解説はあまり役に立ちませんでした。
音読教材は、「これ」というのがありませんでした。中学教科書のように練られた英文で、ナチュラルスピードの音声がついてるものがあれば最高なのですが…。
発音
- 作者: 松澤喜好
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2010/08/12
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 6人 クリック: 41回
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『英語耳』を寝る前に30分の時間を取って練習しました。
『英語の発音がよくなる本』も好きな教材ですが、途中で時間切れでやめています。
まず取り組みやすい『英語耳』をやって、さらに発音を勉強するなら、『英語の発音がよくなる本』を徹底的にやるといいかもしれません。
TOEIC対策
Part5&6対策で、『TOEIC TEST英文法出るとこだけ!』。
「問題を見て3秒で解く」など、目からウロコのテクニック満載の本です。初心者なら、この本を少しやるだけで、間違いなくスコアは上がると思います。英文が読めなくても解けてしまうテクニックがいいか悪いかは置いておいて(^^;
TOEICテストは時間との勝負ですので、こういうことを知っておくのは良いと思います。
まとめ
文法と英文解釈は、読書だけでも効果を感じる本。
瞬間英作文から下は、ちょっと根性必要だけど、やれば必ず効果がでる本という感じになりました。
次回は、この1年を振り返って、この教材を使ってこうしとけばよかったというところを書きたいと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました。