ソースは俺だ。
今、「これからは有料記事の時代だ」とブロガーの間でnoteが流行しているようだが、noteで食っていくのは不可能と言わざるをえない。
まあ、正確には儲かってる人間もいるんだが、そういうやつは別にnoteじゃなくても稼げるし、noteじゃなくても飯が食える。noteは信者がいないと稼げない。知名度がないと稼げない。人気者じゃないと駄目だ。
信者も知名度もない人間が、どれだけ良質なコンテンツを作っても無駄である。
noteはコンテンツに金を払う人じゃなくて、その人のキャラクターに金を払う人がどれだけいるかで決まる。そもそもnoteには作品の力で注目される仕組みがない。「買いたいものを探す」手段がない。全ては「面白そうなノート」ではなく、「面白そうな人」探しから始まる。コンテンツの質は関係ないのだ。
ブログを続けていると、検索エンジン経由でロングスパンでアクセスを集め続ける記事がちらほら出てくる。このクソログでいえば、この記事がそうなのだが、1カ月で、平均15000ほどアクセスされ続けている。今回はこの記事を有料化してみた。
検索エンジンから訪れるということは、その情報を求める見込み客ということである。で、noteを公開して約1週間。この有料記事には1500ほどの訪問者がいたのだが、記事を買ったのはわずか二人だけ。計400円。もちろんこの二人には感謝しているが、それだけ有料記事は売れないのである。
自分の知りたい情報に(たまたま訪れた人もいるかもしれないが)、たかだか200円を支払ったのが1500人のうち僅か二人だけ。
もしかしたら、「そのコンテンツがクソなだけだろ?」と思う人もいるかもしれない。だが、冷静になって考えてみてほしい。有料記事はその商品の性質上、購入しなければその内容が見れないのだから、購入前からコンテンツの良し悪しなどわかるはずもない。にもかかわらず、2作目が売れないならともかく、いきなり1作目が売れないということは、コンテンツにの良し悪しに関わらず、知名度や信者の数が売上を左右するということだ。
信者がいない人間がnoteをやっても儲からない。noteはメルマガとかと同じ信者ビジネスである。
これからの時代、有料ではなく、やはり無料である。
こちらの無料コンテンツは今日だけで、わずか80ほどのアクセスで既に5件の成約がある。成約率はnoteの有料記事とは比にならない。それだけデジタルコンテンツに金を払うということは心理的障壁が高いのだ。それに本当に値段の価値があるかよくわからないクソみたいな有料記事よりは、はるかに充実したコンテンツだと思うよ。無料だとなんのリスクもないし。
- 作者: クリス・アンダーソン,小林弘人,高橋則明
- 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
- 発売日: 2009/11/21
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