「官公庁オークション」はこんなにお得! ”プリウス1万円”ほか、驚き価格満載家電、ブランド品、車、土地…出品一覧表つき

2016年02月07日(日) 週刊現代

週刊現代賢者の知恵

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配送費用には要注意

そして、飛び抜けて高額なのが、やはり不動産。実際に、「東京都立川駅前の約300m2の土地」が、9400万円で出品されていた。このような1億円レベルのものから、たとえば見積価格1万1000円の「宮城県の農地約160m2まで、全国各地の多様な土地が出品されるので、興味がある方はチェックしてみて欲しい。

最後に改めて、官公庁オークションを楽しむために、心得ておくべきポイントをいくつか確認しておこう。

(1)開催のスケジュールがあらかじめ決まっている。

他の一般的なオークションとは異なり、参加申込期間と入札期間があらかじめ決まっている。入札したい品物ごとに参加申し込みが必要なので、受け付けている期間を逃さないように気をつけたい。

(2)参加申し込み時に、保証金の納付が求められる。

いい加減な入札を防ぐための措置で、保証金はオークション後に全額返還される。品物ごとに金額は異なり、保証金のない物件もあるので、詳細をチェックしよう。

(3)せり売形式と入札形式がある。

せり売は、入札期間中何度も入札できる。入札期間が終わりに近づくにつれ、値段も上がっていく。入札は、最初の一回希望の金額を打ちこめば、後は入札期間が終わるのを待つのみだ。

「せり売のほうが、他の人が入札する様子を見ながらできるので、初心者にはわかりやすい。対して、入札形式だと、一度で金額を決めないといけないので相場の知識が必要です」(前出の川崎氏)

(4)郵送・配送の手続きはすべて自己負担。

お値打ち品を落札できても、郵送・運送費がバカにならないこともある。『折り畳み自転車』(見積価格3000円)や『洋服タンス』(同6万5000円)といった出品はお得に思えても、品物によっては「取りに来られる方のみ」といった条件が付いているので、出品されている場所をよく確認したい。

身近な物から特殊なものまで、安く手に入れられる官公庁オークション。欲しいものを見つけたら、さっそくエントリーしてみよう。

「週刊現代」2016年2月6日号より

 

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