【シリコンバレー=兼松雄一郎】米ツイッターが10日発表した2015年10~12月期決算で、ショートメッセージ経由の利用を除いたベースの利用者数が前の四半期比で約1%減となったことがわかった。利用者の減少は初めて。15年12月末時点の月間の利用者数は3億500万人。収益の土台である利用者の伸びが止まり、将来の成長性に陰りが見え始めた。
売上高は前年同期比48%増の7億1047万ドル(約800億円)。研究開発費や販促費などがかさみ最終損益は9023万ドルの赤字(前年同期は1億2535万ドルの赤字)だった。10日にはテコ入れ策として、見逃した投稿のうち、重要だと思われるものを自動で選び時系列にかかわらず表示する選択肢を導入した。話題の広告などを効率的に表示でき、広告価値が高まる効果が期待できる。
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