【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議で北朝鮮の主席代表を務める李容浩(リ・ヨンホ)外務次官が2012年初頭に行われた講演会で、「人工衛星を打ち上げるというのはロケット武器と同じだ。ロケットに核兵器を搭載すれば米国本土まで撃てる。だからわれわれは心強い」と話していたことがわかった。4日、KBSテレビと韓国情報当局者が明らかにした。
同発言は音声として録音されたもので、複数の北朝鮮専門家は李氏の声であるとしている。
この発言から、北朝鮮は「人工衛星の打ち上げ」と称しているものの、事実上の大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射実験と認識しているとの指摘が出ている。
北朝鮮は2日、国際海事機関(IMO)などに「2月8日から25日に地球観測衛星を打ち上げる」と通告した。