北海道 NEWS WEB

ニュース詳細
検定途中の教科書閲覧 現金

02月11日 12時59分

検定途中の教科書閲覧 現金

7005813451_20160211130254.mp4

数学などの教科書を作成している出版社が道内の中学校で校長ら9人に検定途中の教科書を学校で閲覧させたうえで現金を渡していたことが新たに分かり、文部科学省に追加の報告を行いました。
この問題は小中学校の教科書を作る12社が外部に見せることが禁じられている検定途中の教科書を教員らに閲覧させたり金品を渡したりしていたものです。
このうち、大阪市に本社があり数学や理科の教科書を作成している「新興出版社啓林館」は、これまで2000円相当の手土産を渡した事例があったとしていましたが、現金を渡していたケースが新たにわかり文部科学省に追加の報告を行いました。
啓林館によりますと、昨年度、苫小牧市の中学校でこの学校の校長や教員のほかほかの学校の教員も集めて教科書を閲覧させ、あわせて9人に交通費として5000円を渡していたということです。
啓林館は「検定途中の教科書を学校にまで持ち出したのは管理不行き届きで現場の認識が甘かったと思っている。再発防止を徹底したい」と話しています。

北海道のニュース

新着ニュース

このページの先頭へ