韓国にビラ飛ばし続ける北朝鮮 たばこの吸い殻も一緒に

【高陽聯合ニュース】北朝鮮からの宣伝ビラが韓国北部で相次いで見つかっているなか、北朝鮮がビラを飛ばすための風船の一部にたばこの吸い殻を入れていることが分かった。

 京畿地方警察庁は4日、南北軍事境界線に近い京畿道・坡州で先月末ごろ、宣伝ビラの束とともにたばこの吸い殻600個余りが見つかったと発表した。

 北朝鮮は、先月6日の4回目核実験への対抗措置として韓国軍が拡声器を使った北朝鮮向け宣伝放送を再開したことに反発。放送中止を求めるビラや朴槿恵(パク・クネ)大統領を中傷するビラを同13日から毎日のように韓国に向けて飛ばしている。これまでに京畿道の北部で回収されたものだけで約40種類、30万枚余りに達する。ビラの内容をスライド形式で見られるCDも一緒に見つかっているという。

 また、ビラの束が落下して車や貯水タンク、ガラス窓が破損する事態も起きているが、関連の規定がないとして自治体などは補償に難色を示しており、政府レベルの補償対策整備が求められている。

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