IoT活用、革新的アイデア募る 村田製、優秀作の製品化支援
村田製作所は、あらゆる機器をインターネットでつなぐ「IoT」に関する製品化のアイデアコンテストを実施する。優秀作品にはインターネットで資金を募る「クラウドファンディング」で製品化を支援し、センサーや無線通信部品の市場拡大につなげる。
IoTは今後、産業分野以外にも広がり、生活空間や社会インフラなどでの需要が高まる見通し。このため社外の知見や技術を積極的に取り込み、起業家との関係を強化してビジネスの幅を広げる。
コンテストは、サイバーエージェントが開設しているクラウドファンディングのサイト「Makuake」で実施する。センサーと無線を組み合わせた画期的な製品を今月末まで募集する。4月に最優秀賞(賞金百万円)1組、優秀賞(同50万円)2組をそれぞれ選考する。
具体的な製品化も支援する方針で、部品を提供するとともに、試作も支援する。6月にはサイト上で資金調達も開始する予定。
村田製は「革新的なアイデアを募り、自社ブランドの認知度向上にもつなげたい」(広報室)としている。
【 2016年02月11日 19時02分 】