2016年2月11日03時07分
みずほ銀行から融資名目で現金をだまし取ったとして逮捕された男女3人が、さらに同行から約1億円をだまし取っていたとして、警視庁は10日、詐欺容疑で再逮捕し、発表した。3回目の逮捕で、詐取した疑いのある金額は計約5億円になった。
逮捕されたのは、東京都港区の会社役員西田信義(69)とさいたま市浦和区の会社員石田浩之(52)の両容疑者ら計3人。石田容疑者は容疑を認め、他の2人は否認しているという。
捜査2課によると、3人は2011年4月、石田容疑者が代表を務める旅客機運航会社「ネットジェット・ジャパン」(品川区)が法人税を支払うために資金が必要と偽って、同行に約1億円の融資を申し込み、だまし取った疑いがある。
捜査2課の説明では、3人は07年に米国社製のビジネスジェット機を約30億円で購入。融資を申し込む同行の担当者を搭乗させていたという。同課は、ネット社に事業実態はなく、ジェット機も銀行側を信用させる目的だったとみている。
3人は、別の資材調達会社の代表などを名乗り、09年に融資名目で同行から計約4億円をだまし取ったとして2回逮捕、起訴されている。
おすすめコンテンツ
※Twitterのサービスが混み合っている時など、ツイートが表示されない場合もあります。
朝日新聞社会部
PR比べてお得!