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〜 時短戦士による時短ブログ 〜

マイナス金利なのに、預金の取り付け騒ぎが起きないってなんだか不思議。

社会・考え方 読書
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 日銀の追加緩和が発表されてから、日本市場で史上初めて10年物国債の金利がマイナスになった。MMFは新規取引を停止したり、その他にも商品の売買を停止ししている金融商品が出てきている。

 

 そんな中、非常に不思議なことがある。銀行などに預けているお金の取り付け騒ぎが起きないのはなぜだろうか?

 

勝手にこんなストーリーを考えてみよう。

 

 2月16日からマイナス金利政策がスタートする。すると、金融機関が日銀に預けているお金の一部にマイナス金利が適用される。金融機関は日銀にお金を預けておいても損をするから、市中にお金が吐き出される。

 

 貸付が増えたとしても、国債利回りが0%に近くなっているせいで、貸付金の利率は高くできない。貸付けたのはいいものの、利息収入は増えないし、一方で管理費用は増える。良い貸出先が見つからなくて、少し財政状態が悪いところに貸出してしまったら引当コストが増える。

 

 貸出しで回収できそうもないコストは、預金者から徴収するのが早い。まずはATMの手数料を上げる。次に、送金を24時間できるようにするついでに、夜間や休日の手数料をこっそりと上げる。

 

 それでも預金者は、なんとか手数料がかからないように努力する。見かねた銀行は奥の手を出す。普通預金金利を0%以下に下げるのだ。0%なら利息コストがなくなるし、マイナスにすれば持てば持つだけ銀行の得になる。

 

なぜ行動を起こさないのか?

1.多くの人は自分に関係がないと思っている。

 うちの妻はマイナス金利の存在自体を知らなかった。毎朝NHKのおはよう日本見てるはずなんだけどな……mixiニュースにもこのくらいのネタは出ていると思うんだけどな……。世間は意外と興味がないから、どんなことが起こるのか考えもしない人が多いのかもしれない。これは一番残念なケースだとは思いつつ、知らぬが仏という諺もあるので、ある意味幸せなのかも。

 

2.預金金利がまさかマイナスになるなんて、誰も思っていない。

 誰もが預金金利がマイナスになることを想像していない。もしくは、起こってほしくないから想像をしたくないのかもしれない。分かっているのに、「過去はそんなことなかった」というところを拠り所にするのは危険だ。実際にマイナス金利政策は、過去は行われなかったが今回採用された。預金金利がマイナスにならない保証なんてどこにもない。

 

3.銀行に預けておく安全・安心をマイナス金利で買うという選択をしている。

 たとえマイナス金利でお金を払うことになっても、銀行に預けていれば盗難・火事・災害から守られる。安全・安心を金で買うという解釈をしているのかもしれない。仮にマイナス金利が今の普通預金金利(0.020%)くらいの水準であれば、安心のためのコストと割り切れる程度だろう。家に1,000万円置いておく不安が銀行に預ければ年間2,000円で解決するなら許容範囲ではなかろうか。

 

 

 とまぁ色々と考えてはみたものの、実際マイナス金利が発動したらどうなるんだろうね。歴史的な瞬間に立ち会えるので、50年後くらいたったら孫相手に思い出話として語ろうかと思います。

 

 50年後にマイナス5%とかだったら、どうしよう。

  「じいちゃんの若い頃は、まだ普通預金金利がプラスだったんだぞ!0.020%、すごいだろう!」

 

 自慢なのか何なのかわからない。

 

マイナス金利に関する本なんて読んでなかった!とりあえずこれから読もうとしている本を紹介。

 

 「働かない」はジャケ買い・タイトル買いした本。アマゾンから送られてきたら、意外と分厚くてビックリ。巻末の参考文献リストも厚くて、「あ、これ本気で研究したんだ。働いてるじゃん。」とちょっとがっかり。

働かない―「怠けもの」と呼ばれた人たち

働かない―「怠けもの」と呼ばれた人たち

 

 

  「あなたが世界のためにできるたったひとつのこと」は、『効果的な利他主義』を勧める本、らしい。働きたくないけれども世界のために何かしたい。それでも良いじゃないか。『働いてないけど世界の役に立ってます』って自己紹介をそのうちしてみたい。

あなたが世界のためにできる たったひとつのこと―<効果的な利他主義>のすすめ

あなたが世界のためにできる たったひとつのこと―<効果的な利他主義>のすすめ

 

 

 

  コロコロかわいい安納芋。

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