思えば釣りを初めてから随分長い時間が経った様な気がする。
そしてふと自分の半生を振り返った時
釣りをしなかった年なんてホントになかったんじゃないかな
と言える程、私にとって馴染み深いものであった。
いつかはBASS,FLWで活躍するバスプロになりたい
なんて夢物語を語ったところで、現実は良しと問屋を下ろしてくれない。
私もいよいよほんの少しでも現実と向き合っていかねばならぬ時がきたのだろう。
地元に戻ってきて3年目に入ろうとしている。
最寄のコンビニまで10km、最寄駅まで30km
路線バスは日に数本しかないようなど田舎で、確かに生活するのに便利とは言い難い。
だがそれでも、バスがいて釣りが出来て
それだけで私は充分だった。
だがここでは
生活ができるだけの収入を得られる仕事がないという最大の問題があったのだ。
別に養うべき家族がいるわけでもなく、浪費癖があるわけでもない
酒も煙草もギャンブルもしない私は
月々掛かる経費はかなり低いほうだと言っても良いだろう。
それでも税金や保険、奨学金という借金の返済、家賃や通信費用など
何もせずに生きていくだけでも10数万という金が毎月必要となってくる。
そして、10数万という金を捻出できる仕事が
地元にはほとんどないのだ。
今までは貯金を切り崩しながら生活していたが
そのお金ももう底を尽き掛けている。
私は決断を迫られたのだ。
今のところ確定はしていない
が、恐らくほぼそうなるだろう。
私は東京に行く事になりそうだ。
東京に行く事になれば
今までみたいに5分10分車を走らせれば釣り場に到着するような
そんな生活は出来なくなる。
いや、そもそも東京でまともにバス釣りが出来るのか
それすらわからない。
ネット上では不思議なほどに、東京でのバスフィッシングに関する情報がないのだ。
そもそも道具一式、車、ボート
それらを持っていくだけの余裕があるわけでもない。
恐らく数ヶ月、下手をすれば今年いっぱい
釣りから離れねばならぬかもしれないのだ。
2015年は今までの人生で最も釣りをしたといっても良い年になった。
しかし2016年は今までの人生で最も釣りから離れる年になるかもしれない。
目先の釣行を名残惜しんでしまう自分がいて、それが私の中で最大のネックだったわけだが
先の事を考えれば上京するのは決して悪くない。
それは、釣り以外のことを考えればもちろんのこと
釣りのことを考えても、だ。
確かにこの年の一番最初
『もう釣りに行くだけで向上できることは少なくなった』
とも言った。
釣りに行くだけではなく、もっと知識的な部分を固めねばならない時になったかと。
今年は、本当にそうすべき年になるのかもしれない。
向こうではPCを弄る時間があるのだろうか。
このブログを更新する時間があるのだろうか。
だが、いずれ必ず戻ってくる。
数ヶ月か数年か
それはわからないが。
さて、と
それでは、またどこかで
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