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円高進む 約1年3か月ぶり112円台
2月11日 12時03分

11日の外国為替市場は、世界経済の先行きに対する懸念から、ドルを売って比較的安全な資産とされる円を買う動きが強まり、円相場はおよそ1年3か月ぶりに、1ドル=112円台に値上がりしました。
11日の外国為替市場は、10日、アメリカの中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会のイエレン議長が追加の利上げ判断を慎重に行う考えを表明したことを受けて、これまで好調とみられていたアメリカも含め世界経済の先行きに慎重な見方が広がり、ドルを売って比較的安全な資産とされる円を買う動きが強まっています。
このため円相場は、日本時間の午前中に1ドル=112円台に値上がりし、おととし11月以来、およそ1年3か月ぶりの円高ドル安水準をつけました。
また、アジアの株式市場も、日本時間の午前11時半現在、旧正月明けの香港で代表的な株価指数が、3.8%下落しているほか、韓国で2.4%、シンガポールで0.8%下落しています。
市場関係者は「FRBのイエレン議長の発言を受けて市場にはアメリカ経済への慎重な見方が広がりだし、これがドル売り円高につながっている。アジア市場では株価も下落しており、当面は値動きの激しい展開が続きそうだ」と話しています。

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