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水産庁 サンマ水揚げ減少で漁獲枠設定を提案へ
2月11日 6時18分

水産庁 サンマ水揚げ減少で漁獲枠設定を提案へ
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去年1年間の国内のサンマの水揚げ量がおよそ40年ぶりの低い水準となり、中国や台湾の漁獲の急増が指摘されるなか、水産庁は資源保護のため、ことし4月に東京で開かれる国際会議で国や地域別に漁獲枠を設けることを提案することにしています。
全国のサンマの漁業者などで作る団体のまとめによりますと、去年1年間に国内で水揚げされたサンマの量はおよそ11万トンと39年ぶりの低い水準で、この10年間では半分に落ち込んでいます。
サンマの水揚げ量はその年の気候や海流によって変動しますが、水産庁は北太平洋の公海で中国や台湾の漁獲が急増していることが水揚げ量の減少の大きな要因の1つだとみています。このため水産庁はサンマの資源保護のため、ことし4月に東京で開かれる国際会議で国や地域別に漁獲枠を設けることを提案することにしています。この会議には、日本のほか中国や台湾それにロシア、韓国、カナダが参加します。
去年9月に開かれた会議では、各国とも参加国全体で漁獲量の上限を設けることについては一致していますが、日本としてはさらに厳しい資源管理が必要だという立場から漁獲枠の導入を働きかける方針です。ただ、漁獲を急増させている中国や台湾はこうした規制に反発することも予想され、会議での議論は難航することも予想されます。

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