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なぜこんなにゆっくりなの?沖縄の車事情
沖縄を車で走っていて、前の車のあまりの速度の遅さにイライラしてしまう事があります。
広い道路で空いているにもかかわらず時速40キロ程度で走られると、ついつい追い越しをかけたくなります。
「もう少し早く走っても危なくないんじゃないか?」と思うのですが、交通ルールを守っているのですから文句は言えません。
どうしてこんなに沖縄の車はゆっくり走るのか・・・調べてみると、そこには県民性だけではない理由があったのです!
レンタカー
沖縄はご存知のように観光が経済を支えています。
そのため、県内は観光客が運転するレンタカー天国。
レンタカーは沖縄の道路に詳しくないため、思わぬところで車線変更してくる事も。
県民は「わ」や「れ」のナンバーの車が観光客と承知しているので、どんなに強引に割り込んできてもまず道を譲ってあげます。
観光客に沖縄で良い思い出を作ってもらいたい、という優しさからでしょうね!
また、交通標識が少なかったり、わかりにくい沖縄ですから、レンタカーが危険な走行をしても仕方ないとも言えます。
レンタカーが多く走る沖縄だからこそ、県民は車間距離を充分にとり、安全運転になります。
道路の材質
普通、道路は砂利や砂などにアスファルトを混ぜて舗装します。
しかし、沖縄の道路の材質は、本土の道路とは違って県内で採取される隆起珊瑚礁石灰岩を原料としており、カルシウムを多く含んでいます。
石灰岩は軟らかく摩耗しやすく、また水に濡れると非常に滑りやすくなるという特徴があります。
そのため、沖縄の道は雨が降ったらスピードを落とさないと大変危険な状態になるのです。
そんな道に慣れている県民は、雨が降らなくても安全運転が身についているのかもしれません。
親切なタクシーが多い
タクシーの初乗り運転が500円とリーズナブルな沖縄。
そのため、タクシーを気軽に利用する人が多いのです。
雨降りの日に中高生がタクシーを利用している光景をよく見かけます。
これって沖縄県外ではそうそう見かけませんよね?
そして、タクシー運転手さんはお客様を獲得しようと懸命に頑張っています。
荷物をたくさん持って歩いていると徐行してきて「乗っていけば?」と声をかけてきます。
手を挙げている人が反対車線にいれば、すぐにUターン。
交差点内であろうとお客様がいれば停まってくれます。
そんな親切なタクシーが日々往来している沖縄の道路では、周囲の車も危険が無いように車間距離を開け、ゆっくり走っているのかもしれません。
渋滞がひどい
沖縄は車社会です。
モノレールが開通したとはいえ、本島内のほんの一部ですし、まだまだ車がないと移動は不便です。
そのため道路はいつも慢性的な渋滞状態。
県民はその状態に慣れているため、渋滞中の車中ではそれぞれの時間の使い方をしています。
漫画を読む男性、メイクをするOL、カップラーメンを食べている人まで・・・みな時間を有効活用しているんですね。
そんな渋滞に慣れっこの県民だから、「そんなに急いで運転しても無駄」と考えているのかも。
おじい・おばあ天下
沖縄は、かつては長く長寿県として1位の座に君臨し、最近でこそ他県に1位を譲りましたが、100歳以上の人口比率はまだまだ全国1位です。
おじい・おばあが元気な県なのです。
そして、おじい・おばあが横断歩道のない場所でいきなり道路を横切るのもよくあること。
県民はおじい・おばあが道路を渡りきるまでクラックションを鳴らす事無くじっと待ちます。
おじい・おばあは大切にされているんですね。
戦争やアメリカ統治時代など、苦しい時代を生き抜いてきたおじい・おばあ達。
沖縄県民の心には、自然とおじい・おばあ達を尊敬する心が根付いているのかもしれません。
まとめ
以上のような理由から、沖縄県民の車はゆっくり走るのではないかと推測されます。
沖縄に観光に訪れたら、あなたも県民のようにのんびり運転してみましょう。
道路脇に咲く可憐なハイビスカスや、本土では見られない野鳥の姿に気づけるかもしれません。
沖縄県の不動産探しはいえらぶ沖縄で決まり!|っ´・◡・♥|
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