同族企業の後継者はMBA(経営学修士)を取得したり、海外に留学したりする人が増えている。しかし、入社後、学んできた知識を生かそうとしてカベに当たることが多い。聖護院八ッ橋総本店(京都市)の専務、鈴鹿可奈子氏は父とぶつかりながら知識と実践のバランスを考えた。
「身につけた理論と父の考えは違っていた。なぜなのかと思った」
こう振り返る鈴鹿氏は家業に入ったとき、米国などで学んだ経営手法を活用し、会社に…
MBA、ニキニキ、総本店、マーケティング理論
同族企業の後継者はMBA(経営学修士)を取得したり、海外に留学したりする人が増えている。しかし、入社後、学んできた知識を生かそうとしてカベに当たることが多い。聖護院八ッ橋総本店(京都市)の専務、鈴鹿…続き (2/10)
同族企業は事業を継続すると次第に従来のビジネスモデルが古くなり、やがて通用しなくなる。このため、先代の手法を踏襲するだけの後継者は、事業を次の世代に引き継げない。むしろ、ときにはなりふり構わない必死…続き (1/27)
家族の穏やかな幸せか、企業の成長か――。同族企業にかかわるファミリーは一族と会社をめぐって“究極の選択”を迫られることがある。「獺祭(だっさい)」で知られる酒造会社、旭酒造(山口県岩国市)社長の桜井…続き (1/13)