清原容疑者「警察に追われとる」と振り向き確認が癖に

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(更新 2016/2/10 07:00)

東京地検に向かう清原容疑者を乗せた車 (c)朝日新聞社

東京地検に向かう清原容疑者を乗せた車 (c)朝日新聞社

 通算525本塁打、1530打点、オールスターでMVP7回という実績を残しながらも、“無冠の帝王”だった清原和博容疑者(48)。薬物疑惑の渦中にあった2月2日、ついに逮捕された。

 捜査関係者も、長年にわたる周到な捜査があって今回の逮捕に至ったと話す。

「10年以上前からマークしていた。今回の逮捕は2年以上かけて内偵して、昨年11月ぐらいからはいつでも逮捕できる状態だった。別の事件で逮捕された密売人の連中からも、清原の名前はよく挙がっていた。これほどの有名人がヤクザ、売人から直接クスリを買うなんて信じられなかった」

 ある売人によると、清原容疑者は覚醒剤をやるとき、自分で腕に注射を打ち、「『キターッ』と叫んで目を見開いていた」という。

 暴力団との付き合いも大っぴらだった。

「芸人などの紹介で会った暴力団組長に、カジノやクラブなどにもよく連れていってもらっていた。組長らに店で会うと、『どうも』と堂々と挨拶していた」(暴力団関係者)

 2014年3月には、覚醒剤疑惑の取材に来た週刊文春の記者を締めあげ、呂律の回らない意味不明の言葉を浴びせ、録音用のICレコーダーを強引に奪い取ってへし折ったと記事に書かれた。

 結果的にこの行動が清原容疑者の異常さを世間に印象づけることになり、“奇行”もたびたび目撃されていた。知人がこう証言する。


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