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 職場から約1万500人分の個人情報を持ち出したほか、アイドルのメールをのぞき見していたとして、岐阜県職員の河野明仁容疑者(46)=岐阜市則武東4丁目=が逮捕された事件で、神奈川県警は5日、河野容疑者が同僚女性の健康診断のデータを持ち出していたとして、岐阜県個人情報保護条例違反の疑いで追送検し、発表した。

 神奈川県警によると、河野容疑者は岐阜県総合医療センターに勤務していた2013年8月、職場のパソコンから女性職員の健康診断結果など、個人情報を持ち出した疑いがある。

 神奈川県警が調べたところ、身長や体重、血液検査の結果など、約700人分の女性職員のデータや顔写真が自宅のパソコンに保存されていた。河野容疑者は「性的な好奇心があった」と話しているという。

 また、県警は5日、河野容疑者が14年10月から昨年11月ごろまでの間、アイドルやモデルなど20人のメールをのぞき見したとして、不正アクセス禁止法違反の疑いでも追送検した。(照屋健)