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「女性職員の体重に興味あった」健康診断結果を複製の疑い 〝懲りない〟岐阜県職員を追送検
芸能人らのパスワードを類推しアカウントに侵入した不正アクセス事件で逮捕された岐阜県職員の河野明仁容疑者(46)=岐阜市則武東=が、派遣された病院の女性職員の健康診断結果を複製したなどとして、神奈川県警は5日、不正アクセス禁止法違反と岐阜県個人情報保護条例違反の疑いで追送検した。
追送検容疑は、岐阜県総合医療センターに派遣されていた平成25(2013)年8月、職場のパソコンから女性職員およそ20人分の健康診断結果を複製したとしている。
県職員の給与支給を担当していた26年8月には女性職員の個人情報を複製し、同10月から昨年11月には県職員ら20人のID、パスワードを入力し大手検索サイト「ヤフー」などのアカウントに不正アクセスしたとしている。
神奈川県警によると、河野容疑者のパソコンには約700人分の健康診断結果が保存され、職員の顔写真が貼り付けられたデータもあった。「女性職員の体重に興味があった」と供述している。
県警は1月、インターネットで公開された芸能人の名前や生年月日からパスワードを類推、アイドルらのネットサービスにアクセスしたとして不正アクセス禁止法違反容疑などで逮捕した。