<仙台いじめ自殺>市長、調停「真剣に対応」
奥山恵美子仙台市長は9日の定例記者会見で、泉区の館中1年の男子生徒=当時(12)=がいじめを苦に2014年9月に自殺した問題で、遺族が市と複数の加害生徒に事実関係の究明などを求める民事調停を申し立てたことに関し「法的な場で話し合いたいという遺族の意向を受け止め、真剣に対応したい」と述べた。
具体的な対応は「調停の場で述べたい」と話した。申し立て理由の一つに、加害生徒の謝罪が今もないことを挙げていることに対しては「関係生徒や保護者の理解が得られていない」と説明した。
泉区の市立中2年の男子生徒(14)が3日に自殺したことには「館中の問題を受け、命の大切さを訴える取り組みを進めていただけに、無念だ」と語った。
台湾の地震で交流協定を結ぶ台南市が被災したことにも触れ「東日本大震災では台南市長が見舞いに来てくれた。できる支援は何でもしたい」と強調した。
2016年02月10日水曜日