2016-02-10

似通ったラノベ

ブギポが出たあたりからラノベを読んでる。

当時から見れば、市場が拡大してきたのがはっきりわかる。

あのころオーフェンスレイヤーズみたいなファンタジーが主流だったかなぁ。

能力バトルもラブコメたくさんあったけど、割と自由奔放だったと思う。

それらが土台となってある程度の読者に受けるポイント、つまりテンプレが構築されてきた。

いい意味で何でもありだった。

 

今はタイプジャンル明確化されるようになった。

学園異能」「異世界転生」「謎部活」「俺TUEEE」などなど。

 

でも別にこれは悪いことではない。

読者はある程度どういう物語なのか、どれが売りなのかを知ることができる。

これらは先人が積み上げてきたラノベの礎があったからこそ。

テンプレ化は最適化された結果といえる。

 

市場はこういうテンプレラノベばっかりっていう論調が多い。

そりゃ最適化された結果なのだから仕方ない。

でも「テンプレばっかり」ってのは違うと思う。

全然印象が異なるもの、異質なものもまだまだ多い。

 

問題パッケージングで、表紙や挿絵、あらすじ、あるいはエロハプニングといった細かな展開が

テンプレになぞったものばかりになってイメージが似通ってしまうこと。

読んでみると違うんだけど、一見すると同じに見える。

これは出版社戦略だと思う。

まずは手に取りやすくして中身で差別化というわけだ。

 

先日も、当時はブギポの表紙が斬新だったって話題Twitterで見た。

パッケージング重要さがわかる。

絵師さんが悪いわけではない。

問題は全体的なイメージが平均化されてきてしまってるということ。

 

ここらへん出版社には是非、突破口を見つけて欲しい。

 

僕はラノベに助けられてきた人間だ。

ダブルブリッドラグナロクバイブルだ。

月と貴方花束を、ウィザースブレインイリヤとか超好き。

ごめんただ好きな作品書きたかっただけ。

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  • http://anond.hatelabo.jp/20160210141554

    西島大介に表紙書かせたら売れるもんも売れんようになってまうやろが。 ……えっ、それはそれで売れるの?

    • anond:20160210141804

      西島氏の作風は、合わせられる中身がかなり厳選されそう。 まぁ買う人は買うわな

      • http://anond.hatelabo.jp/20160210164933

        西島大介が表紙絵である「陽だまりの彼女。」って作品は実写映画化もして大人気なんだけど、帯にもあるとおり「男性にも読んで欲しい」恋愛小説だそうで、読めば分かるけど糞みた...

  • http://anond.hatelabo.jp/20160210141554

    あのころはオーフェン、スレイヤーズみたいなファンタジーが主流だったかなぁ。 今はタイプ、ジャンルが明確化されるようになった。 「学園異能」「異世界転生」「謎部活」「俺...

    • anond:20160210143356

      そうかもしれん。多種多様になったと言うべきだったか。 ただその多種多様性がラノベテンプレに覆われてしまってる

  • http://anond.hatelabo.jp/20160210141554

    今日ブギポの新刊の表紙が公開されたけどやっぱかっこいいなーって思ってしまう 思い出補正が多分にかかっているのは間違いないがやっぱいいよアレは

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