遺伝子組換え技術をご理解いただくために
平成20-21年度科学技術振興調整費「遺伝子組換え技術の国民理解に関する研究」報告
遺伝子組換え作物・食品は、食用油の原料、家畜飼料などとして、私たちの食生活と密接に関係し利用されています。しかし、遺伝子組換え技術への理解はなかなか進まず、日本で生まれた優れた研究成果を活かすことができない環境です。このような状況にあって、よりこの技術を理解していただくための調査・研究をいたしました。
研究メンバーは、筑波大学、東京大学、大阪学院大学、くらしとバイオプラザ21の研究者でした。
本研究では、国内外の遺伝子組換え作物・食品に対する市民の捉え方、理解を進めるために行われている海外の事例、日本の教育にどのようにとりいれるか、研究者、生産者、流通などの関係者はどのように考えているか、不安を感じる理由などを、科学・技術だけでなく心理学の分野からも検討しました。
くらしとバイオプラザ21は、コミュニケーション活動の手法の研究を行いました。
以下から、報告書(概要)、くらしと情報セミナー・コミュニケーション活動(動画)を見ることができます。
どうぞご活用ください。
公開資料
コミュニケーション活動の動画(この下のリンクをクリックすると動画をご覧いただけます)
(フラッシュ動画なので携帯端末のサファリは対応しません。)
くらしの情報セミナー「食品の安全性について」動画 60分
筑波大学遺伝子実験センター長 鎌田博氏による講演
筑波大学遺伝子実験センター長 鎌田博氏による講演
概要
GMO内外動向に関する調査 (サブテーマ1) GMO内外研究動向および理解 増進施策の調査 ・担当機関 筑波大学 |
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<4つのアプローチ> | ||||
GMO教育に関する調査 (サブテーマ2) GMO教育の現状と課題の調査 ・担当機関 筑波大学 |
GMOのステークホルダー分析 (サブテーマ3) 多様なステークホルダーの構造分析と事例研究 ・担当機関 東京大学 |
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GMO社会受容の心理要因分析 (サブテーマ4) GMO受容の心理要因分析と GMOリスクリテラシー研究 ・担当機関 大阪学院大学 |
GMOの理解増進手法の開発 (サブテーマ5) 既存手法の評価と新しい手法 の提案・評価 ・担当機関 くらしとバイオプラザ21 |
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GMO理解増進に資する政策提言 (サブテーマ6) 政策提言をまとめる ・担当機関 筑波大学 |
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期待される成果 (1)GMO理解増進のための具体的施策の提示 (2) GMO理解増進の促進 |