将来的にはもしかすると、証券会社にお金を預けるだけでどんどん資産が溶けていく…なんてことにもなるのかもしれません。
投資信託協会やMRF運営会社社長などが2016年2月9日付で日銀を訪問し、MRFのマイナス金利導入に向けての規制緩和を求めたようです(こちらから引用)。
日銀がマイナス金利を導入したことを受け、資金を国債などで運用することが難しくなっていることから、投資信託協会などは、投資家が取り引きに使うお金を一時的に預ける際に利用する最も基本的な投資信託・MRFの資金についてはマイナス金利の適用を緩和するよう、日銀に申し入れました。
元本割れしない投資信託として人気だったMRF:
そもそもMRFとは何なのか?というと、これはマネー・リザーブ・ファンドの略。
投資家が証券会社に預けているお金を運用する基本的な投資信託のことで、ざっくりいうと『余ったお金で勝手に資産を増やしてくれるのがMRF』だったわけです。
MRFはマネー・リザーブ・ファンドの略称で、投資家が証券会社の口座の中で株式などの取り引きに使うお金を一時的に預ける最も基本的な投資信託です。11兆円余りの規模がありますが、短期の国債などで運用されていることから分配金は少ない反面、これまで元本を割り込むことはありませんでした。
しかし今後はもしかすると日銀が規制を緩和し、MRFにもマイナス金利が適用されるようなことにもなれば、前述のように証券会社にお金を預けておくだけでどんどん資産が減っていく状況になる可能性も出てきました。
まぁ堂々と「うちのMRFはマイナス金利だよ!」なんてやる証券会社はないとは思いますが、それでも可能性としてゼロではない点には注意が必要ですね。
- MRFにマイナス金利が導入されたとしても、実際にマイナス金利になる可能性は低い
なんにせよ、元本割れさせずにお金を増やすのが難しい時代になりました。これでうまく貯金から投資へとお金が動けばいいのですが、なかなかそうもいかないのが日本の国民性なのでしょう。
以上、証券会社にお金を預けるとマイナスに?MRF運営会社などが日銀を訪問し、マイナス金利導入に向けて規制緩和を求めたようです…という話題でした。
参考リンク:
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