|
どこまで行けば山手線が消えますか?
鉄道の路線図に興味がある。
興味があるので、JRの駅のきっぷ売り場の上にある「JR近距離きっぷ運賃表」こと、料金路線図がきになる。 この料金路線図、改めてよく見てみると、駅ごとにデザインが微妙に違っている。 いったい、どれほどの違いがあるのだろうか? > 個人サイト 新ニホンケミカル TwitterID:tokyo26 路線図鑑賞家と共に調べます以前「路線図をただながめていいねーっていうだけのオフ会」で記事に登場していただいた路線図鑑賞家の井上さんと協力し、浮間舟渡から蒲田までの駅をひとつづつ確認し、写真を撮って見比べてみることにした。
井上さんは蒲田から北上し、ぼくは浮間舟渡から南下していく。 路線図鑑賞家でライターの井上さん
なぜ浮間舟渡から蒲田までなのか? それは、JRの1日乗車券が北は浮間舟渡、南は蒲田までしか使えなかったからだ。
都区内パスは本当に東京都内でしか使えない、あと、上下をぐにゃっと潰した感じの路線図も気になる
当日、浮間舟渡に向かうぼくは、新橋から京浜東北線に乗り込んだ。
しかし、電車内の路線図を確認し、浮間舟渡が京浜東北線ではないことに気づく。浮間舟渡は埼京線だった。 ここで、路線図好きは路線図には興味あるけれど、基本的な鉄道知識はあまりないことが浮き彫りになる。 ピースが似合わない年齢になってきました
ずいぶんちがう路線の描かれ方というわけで、赤羽駅で埼京線に乗り換えて浮間舟渡にやってきた。で、さっそく料金路線図を撮影。
浮間舟渡の料金路線図
その頃、蒲田方面から北上する井上さんからも順調に撮影が進んでいるとの連絡が入る。
一方、ぼくは北赤羽駅のトイレにカメラを忘れ、王子から引き返して取り戻すなど、アクティブな取材を行っていた。 蒲田の料金路線図
料金路線図は、各駅の構造によりサイズがまちまちで、さらに「その駅からの料金」を表示しているため、全ての駅で表示される料金も違ったものになる。
浮間舟渡と蒲田の料金路線図を見比べただけでもけっこう面白い。たとえば八高線の曲がりぐあい。 浮間舟渡の窮屈さ
浮間舟渡の方がかなりひん曲がっている。蒲田に比べこちらの方が上下の高さがあまりなかったのだろうか。
窮屈なスペースに無理やり入っている八高線は、よくみると色っぽささえあるような気がしてきた。 それから、端っこがどこまで入っているのか? というのもちょっと気になる。 蒲田からだと熱海があるが、浮間舟渡は鴨宮までしかない
蒲田からだと熱海を越えて網代まで入っているものの、浮間舟渡からだと国府津、鴨宮までがやっとで、小田原さえ入ってない。
この差はいったいなんなのか?
記事コンテスト 日本おもしろ記事大賞 実施中 (2/29締切) |
|
▲デイリーポータルZトップへ |