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散るろぐ

まだ見ぬ才能と、世界の架け橋に

クレジットカードの恐怖。僕がいつの間にかスーパーホワイトになっていた話


Profile チルド -|- 貯蓄家
id:cild

こんちは。スーパーホワイトのチルドです。

じつは僕、気がついたらスーパーホワイトになっていました。もっと早く気がつけば、スーパーホワイトにならずにすんだのですが、なってしまった物はしょうがありませんよね…。

そこで今日は、恐るべき「スーパーホワイト」のデメリットについて、お話ししようと思います。

スーパーホワイトを知った経緯

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先日、僕はワンルームマンションを借りました。月々のお家賃が3万5千円という、ささやかな1Kの一人暮らしです。

借りるにあたって、とうぜん審査がありました。マンションの大家さんからすれば、変な人に貸して、家賃を踏み倒されたら困りますからね。

しかし、僕には、借金もありませんし、何かの支払いが滞ったこともありません。ちなみに銀行の通帳には1千万の預金があります。かつてこれほど信用の高い40歳独身童貞が存在したでしょうか。

僕は絶対の自信を持って審査に挑みました。

審査を無事通過

審査には無事通過しました。当然の結果ですね。

ところが、不動産屋さんの「条件」がやけに厳しいのです。保証人については「自筆で絶対に実印がいりますからね」と、熱心に念押しされました。

僕はそうゆう物かと思い、さっそく姉に実印を押してもらいに行きました。

すると、どうでしょう。

「えー!アタシそんなのいらなかったよ」

ウソ!

僕は愕然としました。

そう言えば、姉が初めて賃貸マンションに引っ越したとき、保証人は僕がなりました。ですが、実印どころか、署名もした記憶がありません。

つまり、姉と僕は、ほぼ同じ条件でマンションを借りたにも関わらず、不動産屋からは、姉より僕の方が信用が低いと判断されたのです!

質素倹約な暮らしをしてきた僕。

カードでバンバン買い物するマキシマリストの姉。

どちらの信用が高いかのかは明白です。姉とは一歳しか違いませんし、年収もほぼ同じです。身長は僕の方が高いくらいです。

しかし、そこには大きな罠があったのです。

スーパーホワイトの罠

賃貸物件を借りるときは、支払い能力があるかどうか審査されます。具体的には、カード会社が借りる人のお金について調べます。

それが、過去のクレジットカード利用履歴(通称クレヒス)と呼ばれるカード利用歴です。

ところが、僕は、二十歳からの四十歳までの20年間、クレジットカードの利用歴ナシで暮らして来ました。

するとどうでしょう。

クレヒスがまっさらなスーパーホワイトが誕生するのです。

綺麗な白は消した白と見分けがつかない

クレジットカードには、ブラックがありますよね。支払いが滞ったりするとブラックという不名誉な称号を与えられてしまいます。

しかし、そこからさらに、自己破産まで進化すると、今度はホワイトになるんです。自己破産でリセットされ、まっさらになったクレヒス。それがホワイトです。

ずっとクレジットカードを使わなかったスーパーホワイトの僕。自己破産してホワイトになったアイツ。

どちらもクレヒスはまっさらです。真っ白なキャンバスです。

つまり、クレヒスが無いというのは、自己破産してリセットしたのか、作ってなくてまっさらなのか、区別がつかないってことなんですよ!

クレヒスが無いというのは、それだけで信用に重大なリスクがあると判断されてしまうんです!

冒険の書を作ろう

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もしかしたら僕は、クレヒスが無いために、知らず知らずに信用を落としていたのかもしれません。

そのせいで、部屋を借りるのに余分なお金や、ややこしい手続きが増えてしまったのかもしれませんね…。

いちがいに、クレヒスのせいとは言えませんが、その可能性は大きいでしょう。そうならないためにも、クレジットカードを作って、人並みのクレヒスを持つことは、これからの社会では必要なことなのかもしれません。

クレヒスは、言い換えれば、僕たちの人生の「冒険の書」なのです。

これからのために

最後に「クレジットカードの読みもの」をご紹介しておきます。クレカ界のレジェンドと呼ばれる、カードミクス氏が運営する、良心的なカードサイトです。


僕は、相変わらずカードは持ちませんが、カード会社を経由した家賃の支払いが、僕の冒険の書に記録されていくことでしょう。

失われた空白の20年を埋めるために、コツコツと家賃を支払い、履歴(クレヒス)を積み重ねて行こうと思います。



クレジットカードの利用歴が無くて、スーパーホワイトになると、信用が落ちて不利益をこうむる可能性もあるよ…という話題でした。