運動会が終わり
体育は鉄棒へ。
鉄棒って苦手意識が高い子が多いんです。
ボール競技やダンスなんかと違い
できる
できない
がはっきり表れるものなので。
でも、鉄棒は
あるものを得るためには
とてもいい教材になると思っています。
それが『達成感』
できる
できない
がはっきりするからこそ
子ども自身の目で
出来たことがすぐに認識できる。
ここで重要なことは
『周りとの比較をしないこと』
『子どもの中で、一定の条件を作らせないこと』
達成感を感じるためには
自分と向き合うことが大切になってきます。
そこに
他人の基準や一定の基準を設けてしまうと
出来ない技ができるようになったとしても
他人の基準や一定の基準に達していない場合
達成感を味わう事が出来なくなってしまう。
すると、そこの基準までできないと
達成したことにならず
結局、この先も
他人の基準や
周りの基準を目標にしてしまうことになる。
確かに
通知表をつけるために
先生の中で基準を設けることはあると思います。
4年生だからこれ位の技を達成できるようにと計画を立てます。
しかし、子供たちには
自分の記録に挑むこと
自分で基準を作ること
これを伝えています。
全員が逆上がりが出来なくてもいい。
できる子も自分なりの基準をつくり、他と比較するでもなく練習をし
苦手な子も自分なりの基準をつくり、他と比較するでもなく練習をし
側にいるおとなも
その基準をこえたとき、
心から褒める
心から喜ぶことで
そのこどもの
『やったー!!出来た!!』から
達成感や自信が生まれてくる。
そんな風に感じます。
個人競技の良い面を生かしつつ
子どもの心を育てていきたいですね。