漢字ミュージアム6月開館 京都、5万字のタワーも
日本漢字能力検定協会は9日、京都市東山区の元弥栄中跡地に開設する「漢検・漢字博物館・図書館(通称、漢字ミュージアム)」の詳細を発表した。施設内に漢字5万字が記載されたタワーを設置し、体験や遊びを通じて漢字の歴史や文化を学んでもらう。6月29日に開館する。
博物館は鉄骨2階建てで延べ床面積約2700平方メートル。中央には、日本の過去の文献に登場する漢字5万字が書かれた約10メートルのタワーを設置する。1階では、日本の文字文化の歴史や筆記具の変遷を紹介し、映像シアターや団体で利用できる多目的室を備える。
2階には、四字熟語パズルや部首組み合わせかるたなど20種類のゲームで漢字を学べる施設がある。漢字に関する専門書3千冊を閲覧できる図書館も設ける。
漢検協本部が入る建物(鉄骨3階建て、約4千平方メートル)を併設する。祇園地域の景観に合わせ、格子戸風の窓にするなど町家をイメージした外観にする。総事業費約25億円。
【 2016年02月09日 21時47分 】