日経平均株価 ７００円以上値下がり

2月9日 10時08分

９日の東京株式市場は、アメリカ経済の先行きへの懸念を背景に外国為替市場で急速に円高ドル安が進んだことから取り引き開始直後から全面安の展開となり、日経平均株価は７００円以上値下がりしました。

９日の東京株式市場は取り引き開始直後から売り注文が膨らみ、全面安の展開となりました。株価が大きく値下がりしているのは、欧米の市場で株価が大幅に下落したことに加えて外国為替市場で円高ドル安が進んでいるためです。東京株式市場では８日、５営業日ぶりに上昇に転じましたが、９日は一転して、大きく値下がりしています。
市場関係者は、「これまで世界経済を引っ張ってきたアメリカ経済の先行きに対して懸念が広がっている。日銀がマイナス金利の導入を決定した後も投資家心理の悪化に歯止めがかからず、原油の先物価格が下落していることも株価が値下がりする要因となっている」と話しています。