ＮＹダウ平均株価 小幅な値動き

2月10日 6時37分

９日のニューヨーク株式市場は、世界経済の先行きに対する警戒感から売り注文が出た一方で、値下がりした銘柄を買い戻す動きも出て、売り買いが交錯し、ダウ平均株価は小幅な値動きでした。

９日のニューヨーク株式市場は、東京市場やヨーロッパの主要な市場で株価が値下がりした流れを引き継いで売り注文が先行し、ダウ平均株価は一時、１４０ドル以上値下がりしました。
しかし、その後は値下がりした銘柄を買い戻す動きが出て、結局、ダウ平均株価は前日より１２ドル６７セント安い、１万６０１４ドル３８セントで取り引きを終えました。
一方、ニューヨーク原油市場は原油の供給が過剰な状態が続いていることから、先物に売り注文が集まり、原油の先物価格は一時、前日より６％以上安い１バレル＝２７ドル台に下落しました。
市場関係者は「原油安でエネルギー企業が深刻な打撃を受けており、今後、影響が金融機関にも波及するのではないかという懸念が持ち上がっている。また、ドイツの大手銀行の経営不安が伝わったことも投資家の心理を悪化させている」と話しています。