モーツァルト レクイエム チェリビダッケ指揮、フランス国立放送管
altus,1974年2月22日ライヴ
晩年のミュンヘンとの録音と今回のを聞き比べると、ミュンヘン後期はオケの技量に支えられながらも、チェリ本人は衰えていたのではないかと感じるようになった。この70年代のライヴでは遅めのテンポを取りながらも流れは停滞せず(この停滞はEMI正規盤だとよくあること!)、曲が持つ激しさ、厳しさを削り取った、美しさ重視、崇高志向の演奏を行っている。晩年はこれが必ずしも成功していないのだが、この時期の演奏はうまくはまっていると思う。
総合評価 A
晩年のミュンヘンとの録音と今回のを聞き比べると、ミュンヘン後期はオケの技量に支えられながらも、チェリ本人は衰えていたのではないかと感じるようになった。この70年代のライヴでは遅めのテンポを取りながらも流れは停滞せず(この停滞はEMI正規盤だとよくあること!)、曲が持つ激しさ、厳しさを削り取った、美しさ重視、崇高志向の演奏を行っている。晩年はこれが必ずしも成功していないのだが、この時期の演奏はうまくはまっていると思う。
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