2016
02.09
どうも、hashiken(@conteanime)です。
個人と法人の壁、って言葉聞いたことあります?
検索してみると以外に引っかからなかったんで、
自分の勝手な言葉じゃないよなと不安になったんですが(笑
このブログは「コンテアニメ工房」というサイト内ブログで
いわゆるビジネスサイトってやつなんですが、
いずれはコンテアニメ®事業を軌道に乗せたうえでの
法人化を目指してるんですが、
その過程においてとてもとても貴重な経験をしたので
是非起業を目指す人たちにも知っておいてほしくて
筆を取った次第です・・・。
独立し、サイトを立ち上げたのが2015年8月末でした。
それ以来生活費のための業務委託なども並行しつつ
事業を軌道に乗せるためあれこれやってきました。
上手くいくことばかりではなく当然、失敗も繰り返します。
リスクを少なくするためにまず個人単位で始めたので、
共同パートナー的な人がいない部分も響く時がありました。
そんななか、応援してくれて直接力を貸してくれる人もいます。
友人だったり、前職までの間にお世話になった人だったり、
立場はそれぞれですが本当に感謝以外ありません。
その中のお一人が、【コンテアニメ®】という映像商品を
ビジネス用に使ってみたいと言ってきてくれたので、
喜び勇んで話を聞きにいきました。
やがて上司の方にもご紹介いただき、反応も悪くなかったので
いよいよ実作業に進むための契約段階に進むこととなり・・・
それは現れました。
喜び勇んで、と書いたのは冗談や誇張でもありません。
もちろん仕事の依頼ということで純粋にうれしかったですが、
もう一つ大事な理由がありました。
その人―――、超大手企業にお勤めの人なんです(笑
もしその会社様に本当に自分の映像商品が使われれば、
ビジネスも一気に軌道に乗るんじゃ・・・!?
みたいに考えたって罰は当たらないでしょう。
何が何でもいい結果を出してやるぞと気合いも入ったものです。
しかしその時ぶつかったのか、今回のタイトルでもある
個人と法人の壁・・・というやつでした。
定義づけされるような言葉ではないのかもしれないですが、
起業の本なんかには必ず出てくるフレーズでして・・・
要は大手法人だと個人事業主相手には仕事を発注できない事が
あるということなんですね。
今回、契約時点までお互いそこを確認し忘れていて
(自分は既に伝えてあると思いこんでいて、相手の人はそこを
うっかり見逃していた・・・という事の顛末です/笑)
話があっけなく暗礁に乗り上げそうになったわけです。
ただ、幸いにしてそれを回避する提案をいただきました。
『法人に発注する形が取れるなら問題ないです』
・・・・・・さあて、どうしましょう?
・・・ぶっちゃけ、個人で請けた方が絶対利益は大きいです。
事業もまだまだこれからの段階なので、今回の話自体が
やったぜよっしゃー!というのがそもそもの感情でしたもん(笑
さらに自分の持ってたご縁で紹介していただけた仕事なので、
そこにむやみに誰かを介する事に対し何も思わないなんて
どうやったって絶対うそになります。
・・・でも、そうしないと仕事がもらえないわけですよ。
この段階で頓挫してしまっても仕方ないのに、
わざわざ譲歩の条件をもらえてるわけです。
こりゃもう、四の五の言ってる場合じゃねえ!!
なるべく多くの人を巻き込んでビジネスは進めた方がいいと、
起業準備中に読んだ本にもたしか書いてあったはず!!(笑
人生、捨てる神あれば拾う神ありです。
(・・・元々それほど捨てられたわけでもないですが/笑
以前より公私で懇意にさせてもらっている企業様に
素直に今回の状況をご相談したところ、
快く力を貸していただけることになりました。
そこと一緒に仕事をすることで、自分だけでは
カバーしきれなかったかもしれない部分も問題なくなり
想定していたよりも結果的には万全の体制が整いました。
もちろん、当初自分一人で描いていた見積もりの利益とは
違った結果になりますが結果オーライだと思っています。
・・・少なくとも、今はそう思えるようになりました(笑
個人に大手法人が仕事を出せないというのは、割と多くあるようです。
法務的にNGであったり、会社ごとに様々な理由があるでしょう。
個人には信頼がない、というのが一番言われる理由でしょうか?
自分は前職はスマホゲームのアートディレクターでしたが、
会社から個人作家にイラストを発注すると言う事が当然のように
行われていたので・・・今の今までこのような事態って
実感として知り得なかったんですよね。
個人事業主にとって、大手からの仕事というのはやはり
大きなチャンスです。絶対に逃せない部分だと思います。
ただ、そういう時に限ってこういう事が起こり得ます。
こればかりはまあどうしようもない部分があると思います。
法人より個人は信頼がない、厳然たる事実です。
個人なんて、いつでも辞めれる程度の存在ですからね(笑
さて、壁を回避するための有効策としては、
以下の2つがあげられるんじゃないでしょうか。
個人でも法人で起業しておく
自分の場合、法人化はある程度売上立ってからと考えて
まずは個人事業主で始めましたが、
ある程度先のめどが立っているなら法人で始めるのは
絶対にありだろうと思います。
登記部分の支出や手間・法人税などあるでしょうが、
それ以外では個人より税の免除が利く部分はかなりあります。
※詳しくはどっかの専門ページへどうぞ・・・(笑
また最近見かけた感じですと、個人で法人にして
国保を社保にしてしまえばかなり安くできるという話もあります。
これはいわゆる税理士や弁護士など、士業の方が独立する際に
使う手段でごく正当らしいので考えるに値する部分でしょう。
法人の知り合いを作っておく
もう一つは、今回自分が助けられた方法ですね。
これはもちろんこのために作ろうと思って作るわけではなく、
結果的にそういうお付き合いのある会社さんがいたという
だけの話になるんでしょうが・・・(笑
ただ、独立して自分でやって行こうとすると会社にいた時以上に
色々な方と知り合って縁を紡いでいくということは大事に
なるわけですから―――結果的にそういう企業様が
出来ていてもおかしくはないんじゃないでしょうか?
それにしても本当に今回は命拾いしました・・・。
仕事をご依頼いただいた企業様にも、
助け船を出していただいた企業様にもひたすら感謝感謝です。
いかがでしたでしょうか?
正直、最初に個人の壁にぶつかったと気付いた時は
かなり背筋がぞっとしました・・・そして半ば
投げやりになりそうでした(笑
でもあきらめず真摯に向き合っていれば、きっとどこかに
力を貸してくれる存在がいるものなのかもしれません。
そして助けてもらったら、いつの日か必ず恩返しできるように
心がけていきたいものですよね。
そのためにも自分のビジネスを伸ばしていき力をつける、
是非そうありたいと思います。
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