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去年12月の景気動向指数 2か月連続で悪化
2月5日 15時38分

景気の現状を示す去年12月の「景気動向指数」は、中国経済の減速などを背景に産業用機械の出荷が落ち込んだことや、国内販売が低迷している軽自動車の生産が減ったことなどから、2か月連続で悪化しました。
「景気動向指数」は、内閣府が企業の生産や雇用、それに消費などの経済指標を基に、景気の現状や先行きを指数化したものです。それによりますと、去年12月時点の景気の現状を示す「一致指数」は、平成22年を100とした指数で111.2となり、前の月を0.7ポイント下回って2か月連続で悪化しました。
これは、中国経済の減速などを背景に台湾向けの液晶パネルの製造装置など産業用機械の出荷が落ち込んだことや、国内販売が低迷している軽自動車のほか、スマートフォン用の電子部品の生産が減ったことが主な要因です。ただ、景気の動向に大きな変化は見られないとして、内閣府は「足踏みを示している」とした、これまでの基調判断を据え置きました。
一方、景気の先行きを示す「先行指数」は102.0で、消費者の購買意欲が低下したこと、鉄鋼製品や電子部品の在庫が増えたことなどから、前の月を1.2ポイント下回って2か月連続の悪化となり、景気は今後も足踏みが続きそうな状況です。

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