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国連“アサンジ代表は英などによる恣意的拘束”と指摘へ2月5日 9時01分
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外交機密文書などを公表するウィキリークスの代表、アサンジ容疑者が、イギリスで逮捕されるのを避けようとロンドンのエクアドル大使館におよそ3年半とどまっていることについて、国連の作業部会がアサンジ代表の主張を認めて、イギリスなどによる恣意(しい)的な拘束に当たると指摘する見通しとなり、アサンジ代表や関係する政府の対応が注目されています。
ウィキリークスの代表、ジュリアン・アサンジ容疑者は、女性に乱暴した疑いなどでスウェーデンの当局から2010年に逮捕状が出され、イギリス滞在中に逮捕されましたが、保釈中ロンドンにあるエクアドル大使館で亡命が認められ、およそ3年半大使館にとどまっています。
イギリスの警察は、アサンジ代表が大使館の外へ出れば逮捕してスウェーデンへ身柄を引き渡す方針で、逮捕されるのを避けたいアサンジ代表は、イギリスとスウェーデン政府により不法な拘束状態に置かれているとして、おととし国連の作業部会に調査を求めていました。
スウェーデンの外務省などによりますと、国連人権理事会の作業部会はアサンジ代表の主張を認めて恣意的な拘束に当たると判断し、5日に報告を公表するということです。この報告に法的な拘束力はなく、イギリスとスウェーデンの政府はこれまでの方針を維持する見通しですが、アサンジ代表は報告を受けてパスポートの返還と逮捕の取りやめを求める考えで、双方の対応が注目されています。
イギリスの警察は、アサンジ代表が大使館の外へ出れば逮捕してスウェーデンへ身柄を引き渡す方針で、逮捕されるのを避けたいアサンジ代表は、イギリスとスウェーデン政府により不法な拘束状態に置かれているとして、おととし国連の作業部会に調査を求めていました。
スウェーデンの外務省などによりますと、国連人権理事会の作業部会はアサンジ代表の主張を認めて恣意的な拘束に当たると判断し、5日に報告を公表するということです。この報告に法的な拘束力はなく、イギリスとスウェーデンの政府はこれまでの方針を維持する見通しですが、アサンジ代表は報告を受けてパスポートの返還と逮捕の取りやめを求める考えで、双方の対応が注目されています。