ピカソ、天才の秘密
2016年1月3日〜3月21日
愛知県美術館
一面スマホで撮ったら名所情報 刈谷のメーカー無料アプリスマートフォンで観光スポットの写真を撮るだけで、その由来や見どころなどの情報を見ることができる無料アプリを電機部品メーカーの「ソノー電機工業」(愛知県刈谷市)が開発した。サミットを控えた三重県伊勢志摩地方や岐阜県高山市の観光部署と提携し、二月から本格的な運用が始まった。 このアプリは「パチリガイド」。アプリを起動させて写真を撮ると、スマホの衛星利用測位システム(GPS)やカメラを向けた角度から、自動的に観光スポットを特定し、情報を取得できる。モーター部品を手がける同社が新たな経営の柱を求めて開発し、二〇一三年八月に特許を取得した。 情報は都道府県ごとに百件ずつ登録している。伊勢志摩では、観光コンベンション機構と提携し、伊勢神宮や夫婦岩など七百カ所のデータを新たに追加。GPSを使うため、遊覧船から眺める鳥羽湾の島々の情報も得られる。アプリは無料でダウンロードでき、起動すると、半径三十キロ圏内の登録情報を取得する。 伊勢志摩では英語版、高山市では中国語、フランス語など五カ国版を準備。訪日外国人客が感じる「外国語表示の不足」を解消する手段としても期待される。 災害時の避難誘導にも活躍する。アプリ内の「避難場所」ボタンを押せば、事前に登録してある全国十二万六千カ所の避難施設から、最寄りの避難先と距離を表示する。「ラジオなどの放送と異なり、個々に最適な情報を送ることができる」と請園(うけぞの)邦雄社長(73)。 海外から多くの関係者が訪れるサミットは、このアプリの知名度を高める好機だ。請園社長は「日本国内での普及だけでなく、アプリを世界に向けて発信する機会になれば」と期待している。 (刈谷通信局・土屋晴康) PR情報
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