「3ミクロンのネジ」 にょロボてぃくす
「3ミクロンのネジ」(2014 オレンジ)
にょロボてぃくす

<members>
コットン:vocal(1,2,3,7)
アヤメ:vocal(1,2,3,7)
ユニカ:vocal(4,7)
サギリ:vocal(4,7)
ブラウニー:vocal(5,7)
メルカ:vocal(6,7)
フルカ:vocal(6,7)
ソネット:vocal(5,7)
1.「恋するヴィニール人形」 詞・曲・編:オカノアキラ
2.「ラブ♡ダメ男」 詞:皿屋恵 曲・編:ジャン=ポール高橋
3.「銀河ドライヴ’14」 詞・曲・編:ジャン=ポール高橋
4.「百年メロディー」 詞:皿屋恵 曲・編:オカノアキラ
5.「電気羊の夜」 詞:アイザック・ユニーシャスキー 曲・編:オカノアキラ
6.「リハーサル・デイト」 詞:アイザック・ユニーシャスキー 曲・編:Rinda
7.「3ミクロンのネジ」 詞・曲・編:ジャン=ポール高橋
<support musician>
オカノアキラ:computer programming
ジャン=ポール高橋:computer programming
Rinda:guitar
Vicky:synthesizer
古川真穂:chorus
sound produced by ジャン=ポール高橋
engineered by オカノアキラ・ジャン=ポール高橋
● ロボットアイドルグループという強烈なインパクト!関西インディーズシーンを代表するPOPSメイカーが手掛けた楽曲も光る1stアルバム
大阪天王寺のモビラナイツ・インダストリー社にて研究開発された歌って踊れるアイドルロボットユニット(という設定)として関西ローカルで日々営業活動に勤しんでいるにょロボてぃくす。2010年より活動を始めているので既に芸歴(失礼)も重ねてダンスもトークも滑らか過ぎてまるで人間どころか芸人としての風格も漂う(特にアヤメの)プロ根性が素晴らしいこの次世代コンセプトなユニットがオリジナルアルバムをリリースしたのが2014年。もともと1号機コットンと2号機アヤメコンビの時代が長くこれまでもライブ会場限定の楽曲集を販売したりしていましたが、現在では8号機までメンバーも増加、本作では全曲新曲で全員がヴォーカルを担当するにょロボてぃくすのアイドル活動としての集大成的な作品となっています。
さて、ロボットといってもASIMOのようなヒューマロイドロボットではなく、ロボットコメディドラマ「がんばれ!ロボコン」のようなレトロフューチャー感漂う70年代的質感を再現したかのようなスーツ、もとい装甲を身にまとったにょロボてぃくすの楽曲を中心的に担当するのが、アイドル&テクノポップフレイバー溢れるバンドChupi*Chupiとしての活動の傍ら怪作映画「燃える仏像人間」の劇伴や地元大阪において多様な媒体で楽曲提供を続けるジャン=ポール高橋と、古くはニューウェーブポップユニット・オカノフリークを主宰、チャンキー松本とのオヤジユニット33やソロ活動、そして毎日放送に欠かせないキャラクターであるらいよんちゃんの声優としても活躍する、関西を代表するPOPSクリエイターオカノアキラ(岡野晶)です(なお、「リハーサル・デイト」を手掛けるRindaはジャン=ポール高橋率いるChupi*Chupiのギタリスト)。地元大阪のPOPSシーンを底辺から支えている彼らのサウンドメイクは、本作ではそのコンセプトのためか非常にSF感覚溢れるスペイシーなシンセプログラミングが施されています。特に大げさに飛び交う電子音とやり過ぎとも思える音数の多さで攻めまくるサウンドデザインと、アイドルソングとしての矜持を忘れない喉に引っかかるようなキャッチーフレーズの絶妙なミックスが混沌極まりないのですが、やはりこの2人が本来持ち合わせているキャッチーなメロディラインがあって初めてこの異端なコンセプトによるアイドルユニットをより親しみやすいものに仕立て上げていることを考えますと、本作は間違いなく成功していると言えるでしょう。余りにも最先端過ぎて色モノ扱いされがちなこのユニットですが、楽曲制作としての気合いのほどは十二分に伝わってきますし、何よりテクノ&ニューウェーブを通過したクリエイターの活躍の場として、これほどの面白い現場はないと思いますので是非次回作にも期待したいところです。
<Favorite Songs>
・「恋するヴィニール人形」
オカノアキラの魅惑の多重録音ソロユニット、オカノフリーク95年の代表曲のリメイクですがまさにこのユニットのためにあったかのようにコンセプトにばっちりはまった楽曲。原曲よりも攻撃的で歪みがちなリズムトラックであるものの、当時からインディーズとしては卓越していた美しい哀愁のメロディラインはやはり健在です。原曲にはなかったロマンティックなエンディングも実に良いです。
・「百年メロディー」
オカノアキラによる必要以上にスペイシー感覚丸出しの四つ打ちエレクトロポップ。流行のEDMも取り入れた攻撃的なサウンドながら、和楽器音色をふんだんに取り入れた日本的メロディがより引き立っています。しかしそれ以上にキャッチーでノスタルジックなBメロに代表される美メロはオカノ仕事の真骨頂と言えるでしょう。
・「3ミクロンのネジ」
きらびやかなスペイシーイントロで始まる8体全員でヴォーカルを担当した唯一の楽曲。粗さ全開のミックスによる音の洪水が混沌を呼び覚まします。とにかくダンダン四つ打ち攻撃が凄まじく明らかにライブ仕様なアッパーなタイトルチューンですが、その開放的なメロディはラストナンバーにふさわしいと思います。
<評点>
・サウンド ★★ (情報過多な音のぶっ込み方がカオスを巻き起こす)
・メロディ ★★★ (特にオカノ楽曲においては相変わらずの美メロ連発)
・リズム ★ (ほぼ全体的に四つ打ちが中心でその粗さに好き嫌いも)
・曲構成 ★ (最後まで勢いで突っ走るが不思議と飽きさせない強かさも)
・個性 ★★ (ロボ本体達の個性は音楽面というよりステージングにあり)
総合評点: 7点
にょロボてぃくす
<members>
コットン:vocal(1,2,3,7)
アヤメ:vocal(1,2,3,7)
ユニカ:vocal(4,7)
サギリ:vocal(4,7)
ブラウニー:vocal(5,7)
メルカ:vocal(6,7)
フルカ:vocal(6,7)
ソネット:vocal(5,7)
1.「恋するヴィニール人形」 詞・曲・編:オカノアキラ
2.「ラブ♡ダメ男」 詞:皿屋恵 曲・編:ジャン=ポール高橋
3.「銀河ドライヴ’14」 詞・曲・編:ジャン=ポール高橋
4.「百年メロディー」 詞:皿屋恵 曲・編:オカノアキラ
5.「電気羊の夜」 詞:アイザック・ユニーシャスキー 曲・編:オカノアキラ
6.「リハーサル・デイト」 詞:アイザック・ユニーシャスキー 曲・編:Rinda
7.「3ミクロンのネジ」 詞・曲・編:ジャン=ポール高橋
<support musician>
オカノアキラ:computer programming
ジャン=ポール高橋:computer programming
Rinda:guitar
Vicky:synthesizer
古川真穂:chorus
sound produced by ジャン=ポール高橋
engineered by オカノアキラ・ジャン=ポール高橋
● ロボットアイドルグループという強烈なインパクト!関西インディーズシーンを代表するPOPSメイカーが手掛けた楽曲も光る1stアルバム
大阪天王寺のモビラナイツ・インダストリー社にて研究開発された歌って踊れるアイドルロボットユニット
さて、ロボットといってもASIMOのようなヒューマロイドロボットではなく、ロボットコメディドラマ「がんばれ!ロボコン」のようなレトロフューチャー感漂う70年代的質感を再現したかのようなスーツ、もとい装甲を身にまとったにょロボてぃくすの楽曲を中心的に担当するのが、アイドル&テクノポップフレイバー溢れるバンドChupi*Chupiとしての活動の傍ら怪作映画「燃える仏像人間」の劇伴や地元大阪において多様な媒体で楽曲提供を続けるジャン=ポール高橋と、古くはニューウェーブポップユニット・オカノフリークを主宰、チャンキー松本とのオヤジユニット33やソロ活動、そして毎日放送に欠かせないキャラクターであるらいよんちゃんの声優としても活躍する、関西を代表するPOPSクリエイターオカノアキラ(岡野晶)です(なお、「リハーサル・デイト」を手掛けるRindaはジャン=ポール高橋率いるChupi*Chupiのギタリスト)。地元大阪のPOPSシーンを底辺から支えている彼らのサウンドメイクは、本作ではそのコンセプトのためか非常にSF感覚溢れるスペイシーなシンセプログラミングが施されています。特に大げさに飛び交う電子音とやり過ぎとも思える音数の多さで攻めまくるサウンドデザインと、アイドルソングとしての矜持を忘れない喉に引っかかるようなキャッチーフレーズの絶妙なミックスが混沌極まりないのですが、やはりこの2人が本来持ち合わせているキャッチーなメロディラインがあって初めてこの異端なコンセプトによるアイドルユニットをより親しみやすいものに仕立て上げていることを考えますと、本作は間違いなく成功していると言えるでしょう。余りにも最先端過ぎて色モノ扱いされがちなこのユニットですが、楽曲制作としての気合いのほどは十二分に伝わってきますし、何よりテクノ&ニューウェーブを通過したクリエイターの活躍の場として、これほどの面白い現場はないと思いますので是非次回作にも期待したいところです。
<Favorite Songs>
・「恋するヴィニール人形」
オカノアキラの魅惑の多重録音ソロユニット、オカノフリーク95年の代表曲のリメイクですがまさにこのユニットのためにあったかのようにコンセプトにばっちりはまった楽曲。原曲よりも攻撃的で歪みがちなリズムトラックであるものの、当時からインディーズとしては卓越していた美しい哀愁のメロディラインはやはり健在です。原曲にはなかったロマンティックなエンディングも実に良いです。
・「百年メロディー」
オカノアキラによる必要以上にスペイシー感覚丸出しの四つ打ちエレクトロポップ。流行のEDMも取り入れた攻撃的なサウンドながら、和楽器音色をふんだんに取り入れた日本的メロディがより引き立っています。しかしそれ以上にキャッチーでノスタルジックなBメロに代表される美メロはオカノ仕事の真骨頂と言えるでしょう。
・「3ミクロンのネジ」
きらびやかなスペイシーイントロで始まる8体全員でヴォーカルを担当した唯一の楽曲。粗さ全開のミックスによる音の洪水が混沌を呼び覚まします。とにかくダンダン四つ打ち攻撃が凄まじく明らかにライブ仕様なアッパーなタイトルチューンですが、その開放的なメロディはラストナンバーにふさわしいと思います。
<評点>
・サウンド ★★ (情報過多な音のぶっ込み方がカオスを巻き起こす)
・メロディ ★★★ (特にオカノ楽曲においては相変わらずの美メロ連発)
・リズム ★ (ほぼ全体的に四つ打ちが中心でその粗さに好き嫌いも)
・曲構成 ★ (最後まで勢いで突っ走るが不思議と飽きさせない強かさも)
・個性 ★★ (ロボ本体達の個性は音楽面というよりステージングにあり)
総合評点: 7点
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