円相場 一時114円台に値上がり 約１年３か月ぶり

2月9日 18時10分

９日の東京外国為替市場は、世界経済の先行きに対する懸念などから、リスクを避けようと比較的安全な資産とされる円を買う動きが強まり、円相場は一時、およそ１年３か月ぶりに１ドル＝１１４円台前半まで値上がりしました。

９日の東京外国為替市場は、朝方からドルを売って円を買う動きが強まり、円相場は一時、１ドル＝１１４円台前半まで一気に値上がりし、およそ１年３か月ぶりの円高ドル安水準となりました。
午後５時時点の円相場は、前日に比べて２円２銭円高ドル安の、１ドル＝１１５円３０銭～３１銭でした。
また、ユーロに対しては、前日に比べて１円７４銭円高ユーロ安の、１ユーロ＝１２８円９２銭～９６銭でした。
ユーロはドルに対しては、１ユーロ＝１．１１８１～８３ドルでした。
市場関係者は「８日の欧米市場で株価が下落した流れを受けて、日経平均株価が値下がりすると、比較的安全な資産とされる円を買う動きが強まった。このあとはアメリカの中央銀行＝ＦＲＢのイエレン議長が１０日に行う議会証言の内容に注目が集まっている」と話しています。