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国民健康保険 平成26年度は3585億円の赤字2月9日 19時05分
自営業者らが加入する国民健康保険の昨年度の決算がまとまり、加入者1人当たりの医療費が増えたことなどから、市区町村の一般会計からの補填(ほてん)を除いた実質的な収支は3585億円の赤字となり、前の年度より447億円悪化しました。
厚生労働省は、市区町村が運営し、自営業者らおよそ3300万人が加入する国民健康保険の昨年度、平成26年度の決算をまとめました。
それによりますと、保険給付は前の年度より560億円多い9兆3585億円で、1人当たりではおよそ8000円増えて27万円余りとなり、これまでで最も高くなりました。厚生労働省は、加入者の平均年齢が上がっていることが保険給付の増加につながっているとしています。
そして、市区町村の一般会計からの補填を除いた国民健康保険全体の実質的な収支は、3585億円の赤字で、赤字の幅は前の年度より447億円増えました。
また、全国で1716ある国民健康保険のうち、半数を超える967の運営主体が赤字となっています。
一方、厚生労働省は、後期高齢者医療制度の昨年度の決算もまとめ、保険給付は高齢化の影響で前の年度より2906億円増えて13兆4289億円となり、過去最高を更新しました。
それによりますと、保険給付は前の年度より560億円多い9兆3585億円で、1人当たりではおよそ8000円増えて27万円余りとなり、これまでで最も高くなりました。厚生労働省は、加入者の平均年齢が上がっていることが保険給付の増加につながっているとしています。
そして、市区町村の一般会計からの補填を除いた国民健康保険全体の実質的な収支は、3585億円の赤字で、赤字の幅は前の年度より447億円増えました。
また、全国で1716ある国民健康保険のうち、半数を超える967の運営主体が赤字となっています。
一方、厚生労働省は、後期高齢者医療制度の昨年度の決算もまとめ、保険給付は高齢化の影響で前の年度より2906億円増えて13兆4289億円となり、過去最高を更新しました。