札幌市中心部の市電が走る軌道敷内でドライバーが駐車違反をして反則金を科されたことが分かりました。
市電がループ化されて以降、駐車違反による行政処分は初めてで、警察は、重大な事故につながりかねないとして取り締まりを強化することにしています。
札幌市の市電は去年１２月にループ化され、新たに電車が走ることになった狸小路商店街近くの駅前通りでは、一般車両の駐停車が禁止されています。
ところが、先月、駅前通りにある市電の軌道敷内で、女性ドライバーが１０分あまりにわたって駐車違反をして取り締まりを受け、１万８０００円の反則金を科されたことが、警察への取材で分かりました。
駐車違反によって市電が一時、立往生し、３０人の乗客に影響が出たということです。
警察によりますと、市電がループ化されて以降、駐車違反による行政処分は初めてで、女性ドライバーは「買い物をするために止めてしまった」と話しているということです。
警察は、重大な事故につながりかねないとして今後、取り締まりを強めることにしています。