トップページ社会ニュース一覧インサイダー取引の疑い 兵庫のスーパー運営会社
ニュース詳細

インサイダー取引の疑い 兵庫のスーパー運営会社
2月9日 15時27分

東証1部に上場する兵庫県のスーパー運営会社が投資家向けに公表した情報が取引先などに事前に漏れ、株のインサイダー取引が行われた疑いがあるとして、証券取引等監視委員会は9日までに兵庫県警察本部と合同で関係先を捜索するなどして詳しく調べています。
投資家向けの情報が事前に漏れた疑いがあるのは、東証1部上場で業務用食品のスーパーを全国展開している兵庫県稲美町の「神戸物産」です。
この会社は去年とおととし、株式市場で自社株を買い上げることなどを公表し、株価が大きく上昇しましたが、関係者によりますと、この直前に複数の取引先などが大量の株を買い付けたうえ、公表後に高値で売り抜けておよそ50億円の利益をあげたということです。
証券取引等監視委員会は、一連の株取引が不自然なことから、会社側から事前に情報が漏れた疑いがあるとみて、9日までに兵庫県警察本部と合同でインサイダー取引の疑いで本社を捜索するなどして経緯を調べています。
これまでの任意の事情聴取に対し、会社や取引先の関係者は不正な株取引を否定しているということです。
これについて「神戸物産」は、「調査を受けているのは事実で、全面的に協力している。役職員の関与があったかどうか、外部の弁護士に依頼して調査を進めている」と話しています。

関連ニュース

k10010403511000.html

関連ニュース[自動検索]

このページの先頭へ