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大阪市教委 組み体操「ピラミッド」など禁止へ2月9日 13時19分
学校の運動会で組み体操の最中に児童や生徒が骨折する事故が相次いでいることを受け、大阪市教育委員会は、特に危険性が高いとして、「ピラミッド」や「タワー」と呼ばれる組み体操を禁止することを決めました。
大阪市内の市立学校では昨年度、組み体操で児童や生徒46人が骨折するなど事故が相次ぎ、大阪市教育委員会は去年9月、子どもたちが四つんばいになって重なる「ピラミッド」は5段まで、肩の上などに立って円形の塔を作る「タワー」は3段までに制限しました。
しかし、その後の調査で制限したあとも、「ピラミッド」や「タワー」で骨折する事故が小学校で3件、中学校で4件起き、それ以外の組み体操の技でも33件の骨折事故があったことが分かりました。
このため、大阪市教育委員会は9日の会議で、特に危険性が高いとして、「ピラミッド」と「タワー」を市立学校で行うことを禁止すると決め、組み体操のほかの技も認めるべきかどうか検討していくことになりました。
大阪市教育委員会の大森不二男委員長は、「『賛成』か『反対』かという多数決で決める話ではなく、仮に『やりたい』という意見が多数派でも、子どもにけがを負わせていいことにはならない。子どもの安全は現場任せにするのではなく、上の判断で守らなければいけない」と述べました。
しかし、その後の調査で制限したあとも、「ピラミッド」や「タワー」で骨折する事故が小学校で3件、中学校で4件起き、それ以外の組み体操の技でも33件の骨折事故があったことが分かりました。
このため、大阪市教育委員会は9日の会議で、特に危険性が高いとして、「ピラミッド」と「タワー」を市立学校で行うことを禁止すると決め、組み体操のほかの技も認めるべきかどうか検討していくことになりました。
大阪市教育委員会の大森不二男委員長は、「『賛成』か『反対』かという多数決で決める話ではなく、仮に『やりたい』という意見が多数派でも、子どもにけがを負わせていいことにはならない。子どもの安全は現場任せにするのではなく、上の判断で守らなければいけない」と述べました。