この度は、私を応援してくれている皆様に向けて、週末からネットで書かれている件について、説明させていただきます。土曜日にも、twitterで発言させて頂きましたが、appbankは、私は、暴力団と関係を持ったことが、一切、ありません。ここに、はっきりと断言させて頂きます。
これから、どの動画でいくつかの話をするにあたって、説明しないといけないことがあります。私にはふたつの立場があります。
ひとつめは、AppBankの創業者であり経営者として、会社、そして従業員、会社を支えてくれるお客様に対して誠実に仕事をするという立場。これは、意味としては、村井智建としての立場です。
ふたつめは、YouTubeやニコニコで演者として、また時に記事や日記を書くライターとしてAppBankを代表する人間であるという立場。これは、先ほどとの対比で言いますと、マックスむらいとしての立場です。
ひとつめの立場、村井智建の立場から言いますと、本来は、重要な発表はIRを通じて行っていくべきと認識しております。
「そこは、正式なIRでやれ」
と私が大好きな某ブログで週末に言われましたが、その通りだと考えています。今回、私自身の立場なども含め、週末に経営陣と話し合ったのですが、この動画はマックスむらいの立場からお話できる内容を話させていただきたいと思っています。
もちろん、マックスむらいという立場から話をすることによって、今回起こった事態を曖昧にする気は一切ありません。村井智建としての、経営者としての対応、すなわち会社としての毅然とした対応に対しては、事件の発覚から粛々と進めさせて頂いております。そして発表できる状態になれば、いち早くIRで発表をさせて頂きます。
今回、動画でこのように発表する理由はたったひとつです。
これ以上、こじつけや、印象操作で、私を、AppBankを、AppBankのメンバーを、ファンを、応援してくれる人たちを傷つけられたくないからです。
逆に、私が、動画問わず、twitterなども含め、これまで発表をしてこなかった理由もひとつです。私を普段見てくれている、応援してくれているみなさまに対して、事実ではない風評によって傷つけられている状況、それを私自信がなんらか発言することによって、インターネットにおける無責任で瑣末な情報を不用意に広げる必要はないと考えていたからです。
今回、一線を越えられたと判断致しました。なのでこの動画を撮っています。
「2016年1月28日、社内調査委員長からの調査報告書受領及び当社の対応についてのお知らせ.pdf」
という名前の資料をAppBankの会社ホームページにて開示いたしました。
これは、先般発表させて頂いた、弊社における横領事件に関しての調査資料です。こちらの調査に関してですが、当たり前ですが、私たちが、自分たちで、自分たちに都合の良い調査をしたものではありません。
そもそもこの調査は、外部の不正調査を行う専門機関に依頼を行い、複数の法律の専門家なども立ち会いのもとで行われたものです。
もちろん、私自信も調査対象として調査を受けていますし、事件の解決のために私が知っている情報のすべてを話しました。
調査報告書には、会社に対する改善提言もまとめて頂き、今後弊社としてはそれに従い、より良い組織にしていくという強い意志を持っています。
今回、山本一郎氏はブログにて、ブログのタイトル
「AppBank社、元役員の横領金の流出先に「暴力団関係者」の疑い 調査報告書に記述せず」
本文から一段落引用します。
「もっとも大事な点として、暴力団関係者にAppBank社の資金が流れていたのですから、木村さんからきちんと事情を聞き、どこの組の誰さんなのか、特定しなければいけません。何より、横領と言う不祥事の調査報告書として、一番大事な恐喝からの暴力団への利益提供をきちんと記載しないというのは、腑に落ちないですね。本来ならば、関係者の処分や刑事告訴の勧告などよりも、まずは暴力団への利益供与があったことを真摯に捉え、AppBank社として対策を発表し、解決しなければならないでしょう。 」
ブログの引用を終わります。
と、書き、さらにTwitterで
「犯罪組織にAppBankの金が流れたのは確定です」
と何度も断言しています。
内部調査資料に書かれた木村の資金使途の「恐喝」という項目に対して、彼がブログでそう書いている根拠を要約すると
「道ですれ違った知らない人に脅されてお金を払った」
これ木村の話です。
「数回に分けてお金を払った」
「顔は覚えていない」
「連絡先も知らない」
「病気のおふくろさんについて脅された」
「おふくろさんに万が一のことがあったらということでお金を払った」
という内容です。
調査委員は、横領した資金使途として木村本人から聞き取り調査した内容を記載しています。その中で、今話したこの部分については、「恐喝」というように、調査資料に記載されました。
なお、調査委員会、不正調査の専門家、弁護士の先生方は、この話の信憑性について極めて乏しく、裁判でも一切信用されるものでもない、信憑性のない情報であるという結論を出しています。
この話は、現時点では、確認の仕様のない、話です。何千万円というお金を、複数回にわたって払っているにも関わらず、顔もわからない連絡先も知らないと、木村が言っているのですから。
また、調査委員会は、調査の過程で、木村の、歌舞伎町での連日連夜の豪遊を知っています。要するにこの話は本当かどうかわからない、言い逃れのための発言ではないかという話も出ています。
また、「暴力団」という風には木村本人も調査の段階では言っておらず、暴力団にお金が流れているという話も出ていません。
現在は、調査委員会の調査を終え、次のステージに移っています。
それこそ、会社としての発表事項、IRの内容になっていきます。
で、ここで話を戻します。
山本一郎氏がブログを書くきっかけとなった、その元となった、彼が手に入れた資料、というものが、先ほど私が話をした内容の書かれた元ダイル、木村の上申書です。
実は、これら上申書の内容は内部調査の発表資料には含まれていません。
この上申書は、私も読んだことがない資料で、調査委員会に参加した弁護士事務所の関係者と、AppBankの社内で言うと、ヒロセと、いう人間しかもっていない資料でした。
本来であれば今後の裁判で使われる資料です。
今回、山本一郎氏のブログに書かれたことに依って、私もそれをはじめて見ました。そんな表に出るはずのない上申書を彼が持っている理由は、ただひとつです。
山本一郎氏が木村氏から直接受け取った、ということしか考えられません。
本件に関して、この週末に、山本一郎氏の下部組織の面々からAppBankの過去の退職者宛に
「社内情報を持っていないか」
「木村の連絡先を知らないか」
「他の退職者の連絡先を知らないか」
などなど連絡が回っているというということを報告うけています。
闇雲に、かつ執拗に、AppBankを叩くための情報を探しているわけです。
ここで話を少し変えますが、山本一郎氏を信奉する人たちや、彼の情報をありがたがる人たち、今回の件に関して、
「山本一郎氏にはこれらを書くメリットがない」
「山本一郎氏は正義のために、世の中を正すためにやっているのだ」
「だから、山本一郎氏は正しい。嘘をついているはずがない」
という風に、語っています。
この件、そんな単純な話なわけがありません。
彼には、AppBankをスキャンダラスに叩く理由が、メリットが、あります。
今回この動画では、わかりやすい理由をひとつだけ言います。
彼はブログで稼いでいて、有料メルマガで稼いでいて、コメンテーターとしてテレビなどに出ています。彼がそういう記事を書くこと自体がまず彼の収入に直結しています。これが彼のメリットです。
他にもAppBankを叩くメリットはあるのですが、この動画で伝えたかった趣旨とはずれるので、この動画ではここまでにしたいと思います。
私はAppBankを、株主を、従業員を、ファンのみなさまを、支えてくれる応援してくれるみなさまを守るために、彼が書いたブログを些末な情報だと無視し続けるようにこれまで考えてきました。
ですが、今回、無視し続けることができない状況まで来てしまいました。
こじつけと、印象操作によって、これまでいいようにやられてきましたが、もうその流れには釘を刺したいと思います。
彼が今回、あのような記事を書いたのは正義のためではありません。
それが彼のビジネスであり、彼のAppBankへの恨みを晴らすための手段です。
今後、あまりにも不当な指摘や、攻撃的な発言が続くのであれば、訴えることも視野に入れています。
法的な措置は、積極的に取っていく考えです。
山本一郎氏がAppBankを叩く理由、AppBankが過去に彼から受けた様々な攻撃、数々の印象操作、虚偽情報の拡散、私がインターネット上の些末な情報だということで目くじらを立てずに我慢してきた、無視してきた多くの事柄に対して、私達なりに明らかにしていく準備があります。
以上、この度は、私を応援してくれているみなさまに向けて、週末からネットで書かれている件について、説明をさせて頂きました。