「「安倍政権下の日本の大手メディアは足並みを揃えて政府の国策に添う表現を使っている」:山崎 雅弘氏」
憲法・軍備・安全保障
https://twitter.com/mas__yamazaki
>防衛相「地球の周回軌道にのった可能性」
http://nhk.jp/N4Na4MaG #nhk_news
NHK「北朝鮮から発射された事実上の長距離弾道ミサイルについて」
「何らかの物体が地球の周回軌道にのった可能性がある」
「中谷大臣は、北朝鮮が弾道ミサイルの発射を続ける姿勢を強調していることについて」
途中から「事実上の」が抜けている。
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国連安全保障理事会は7日に開いた緊急会合で、北朝鮮によるロケット発射を強く非難する声明を出した。
また米当局者は同日衛星と思われる物体が軌道に入ったことを確認した(CNN)
http://bit.ly/1ojJzip
「米国防当局者も(中略)米国や同盟国にとっての危険はないとした」
BBCは最初から「長距離ロケット」、CNNも「ロケット」。
NHKは午後2時のニュースでもまだ「事実上のミサイル」と報じていた。
このミサイルという用語の使用頻度で、首相官邸への各メディアの依存度や従属度が判断できる仕組みになっている。
北朝鮮が打ち上げた飛翔体を何と表現するかは、各メディアの判断することだが、
「日本と海外では表現が違う」
「安倍政権下の日本の大手メディアは足並みを揃えて政府の国策に添う表現を使っている」
の二つは重要だろう。
有事の際、あるいは次の原発事故の際、報道がどんな状況になるかを示唆している。
太平洋戦争末期には、昭和天皇も実際の戦況を知るために、外国の短波ラジオに耳を傾けていたといわれる。
シンガポールでは、日本の占領当局がキャセイビルからプロパガンダのラジオ放送を発信したが、住民は表向き日本の統治者に従うふりをしながら、密かにBBCラジオを聴いて、実際の戦況を知った。
渡部昇一氏や小堀桂一郎氏など、日本会議系の「大東亜戦争肯定」論者は、日本の侵略を否定する論拠として、マッカーサーの議会証言をよく挙げる。
1951年5月に米上院議会の軍事外交共同委員会で行われたもので、日本が戦争に突入した目的は「主として安全(セキュリティ)によるもの」と証言した。
しかし実際には、このマッカーサー証言は「中国に対する経済封鎖の軍事的有効性」という議論に付随するもので、日本がいかに資源の無い国かを説明した上で、日本が戦争に突入した目的を述べているに過ぎない。
「だから日本が行った戦争は正当だ」や「侵略ではない」等、日本を弁護する文脈は全然ない。
強盗犯が逮捕された後、失業などで「生活に困って犯行に及んだ」と説明するのは事実を述べているに過ぎず、「だから彼の行為は犯罪ではない」や「無罪にすべき」等の主張をしていることを意味しない。
これも「AかBか」「AでなければBだ」という、二者択一の錯覚と誤謬を利用した詭弁術にすぎない。
>GoHoo/日本報道検証機構 【コラム】「北朝鮮ミサイル発射」という”大本営発表”
https://t.co/RwPYWmSuy6 →人工衛星とミサイルには厳然たる違いがある。防衛白書にも書いてある。口先だけ「ミサイル」と言い募り、「迎撃」と空騒ぎする一方で、より大事なことをメディアは忘れていないか。
>堀 潤 番組では海外メディアは「長距離ロケット」、「ロケット」「ミサイル開発につながるロケット」などの表現、日本メディアは「ミサイル」という見出しにほぼ統一されているという話などもあわせてしました。#クロス #モニクロ
>ネコには都合が多い NHKは午後8時のラジオでも「長距離弾道ミサイル」と「発表」している。すでに衛星軌道に乗ったといった話はもちろん一切出さない。政府が引き続き警戒・監視を行っていくことだけを伝える。事実を正確かつ客観的に伝えないし、批判的視点もない。NHKは「大本営発表」機関に成り切っている。
先日NHKから電話があり、昨年からの受信料を払うようにと言われたので「ニュース番組などで公共放送という社会的役割から逸脱した放送をしているように感じられるので、支払いを保留しています」と答えたら、意外にもあっさりと「そうですか」と引き下がった。
そういう返答に慣れているような印象。
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