メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

地球周回軌道に2物体…米が確認

 米メディアによると、北朝鮮が「地球観測衛星の打ち上げ」と称して7日に実施した事実上の長距離弾道ミサイル実験で、地球近傍の宇宙空間をレーダーで監視している米戦略軍は、2個の物体が地球を回る軌道に投入されたことを確認した。ミサイルの3段目と、それに搭載されていた「衛星」と見られる。

     2012年12月に続き、2回連続で地球周回軌道投入に成功したことになり、北朝鮮が着実に打ち上げ技術を身につけていることがうかがわれる。宇宙航空研究開発機構(JAXA)の的川泰宣名誉教授は「技術が向上し、打ち上げがスムーズにいった印象だ」と話す。

     一方、韓国軍関係者によると、今回、1段目が約270個の破片に分解して落下したという。各国の宇宙開発に詳しい沢岡昭・大同大学長は「回収されないように意図的に破壊した可能性もある」と推測する。【斎藤広子、下桐実雅子】

    あわせて読みたい

    制限なく記事をお読みいただく方法はこちら

    毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです
    毎日新聞のアカウント

    のマークについて

    話題の記事

    編集部のオススメ記事