2016年2月8日21時21分
岐阜県のローカル鉄道「長良川鉄道」は8日、今春に運行を始める観光列車「ながら」の食堂車で出す料理を発表した。飛驒牛のしゃぶしゃぶ特製コンソメかけやシカのテリーヌフルーツ添え、春待ちニンジンのポタージュなど、地元食材を使った豪華版だ。舌鼓を打ちながら清流沿いの風景を楽しむことができる。
沿線のホテルなどの料理人が調理。その一人、同県郡上市のイタリア料理店シェフ、小口明広さん(69)は「車窓から山や川の幸をイメージできるようにした」と話す。名物のアユは漁解禁後、食材に加わりそうだ。
列車はJR九州の豪華列車「ななつ星」を手がけた水戸岡鋭治さんがデザインする。運行は4月27日から。食堂車(25席)と通常の観光列車(38席)の2両編成で金、土、日、祝日に1日1往復。食堂車のランチプランは1万2千円(酒は別料金)。2日間有効のフリーきっぷと土産が付く。金曜の上りは5千円のスイーツプランになる。
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朝日新聞社会部
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