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NY外為市場 1年3か月ぶりの円高水準2月9日 2時02分
週明け8日のニューヨーク外国為替市場は、アメリカの景気の先行きが不透明になったという見方などからリスクを避けようと比較的安全な資産とされる円を買ってドルを売る動きが強まり、円相場は、一時、1ドル=115円台前半に値上がりしておよそ1年3か月ぶりの円高水準をつけました。
8日のニューヨーク外国為替市場は、先週相次いで発表されたアメリカの主な企業の決算がよくなかったことや、原油の先物価格が再び一時、1バレル=30ドルを下回ったことを受けて、投資家がリスクを避けようという姿勢を強めています。このため、比較的安全な資産とされる円を買ってドルを売る動きが強まり、円相場は、一時、1ドル=115円台前半に値上がりして、2014年11月以来、およそ1年3か月ぶりの円高水準をつけました。
市場関係者は、「世界経済をけん引してきたアメリカでも、ドル高などの影響で景気が減速することへの懸念が広がってきている。ヨーロッパの主要な株式市場が大きく値下がりしていることも、投資家の不安を高めている」と話しています。
市場関係者は、「世界経済をけん引してきたアメリカでも、ドル高などの影響で景気が減速することへの懸念が広がってきている。ヨーロッパの主要な株式市場が大きく値下がりしていることも、投資家の不安を高めている」と話しています。