MAVICのクリートで不良品をつかまされたので、TIMEのビンディングユーザーに警告したいと思います。
現在使用中のクリート。不良品はこれではありません。
膝にはいいんだけどねぇ、膝には。
膝には優しいのに財布には優しくない、でお馴染みのタイムのビンディングペダル。
なぜ財布に優しくないのかというと、専用クリートの耐摩耗性能が恐ろしく低いから。
300〜400km走っただけで先端のツメがボロボロになり、1000kmも走らずにクリート交換しなければならなくなります。俺の走行頻度だと、2〜3ヶ月に1回の割合で交換してますね。
そのあまりの削れっぷりから、俺の中では「豆腐クリート」と呼んでるほど。
これさえなければ文句なしのペダルなんですけどねぇ。
TIMEのビンディングペダルはMAVICのクリートが使える。
本題に入る前にちょっと説明しておくと、タイムのビンディングペダル用のクリートにはタイム製のものとマビック製のものがあります。
詳しい事情はよくわからんけど、タイムのビンディングペダルをカスタマイズしたやつをマビックが販売しているからとか。
両製品とも構造は全く同じ。耐摩耗性もまったく同じw そこまで一緒にするなマビックww
タイム製のクリートは実店舗だと扱ってるところが少なくて苦労しただけに、マビック製も使えると知ったときは喜んだよ…(遠い目)。
で、今回はマビック製のクリートの話です。
あれ? うまくはまらんぞ…?
ここからが本題。
8/30にグループライドをしたんですけど、その前夜に右足のクリートをストックしていた新品に交換しておいたんです。
で、翌日、家を出発するじゃないですか。漕ぎながらビンディングペダルにシューズを押し付けるわけですけど、なぜか右足だけなかなか固定されない。いつもだったらちょっと踏み込んだだけでカチッて音がするのに、この日はしないわけです。
「ん?おかしいな…」「なんでだろ?」とかブツブツ独り言を言いながら、強めに踏み込んでみたり、角度に変化をつけて押し付けてみたりするけど、ぜんぜん固定されない。
そこでいったん自転車から降りて、ペダルやシューズを確認することにしました。この時点で家から500mくらいの距離です。
これ、製造工程を1つすっ飛ばしてるんじゃね?
最初、ペダルに問題があるのかと思って左足のクリートを右のペダルに押し付けたら、カチッという音とともに固定されました。
次に右足を左のペダルに押し付けてみると……はまらない。まるで異物がシューズとペダルの間に挟まってるみたいに、どんなに踏み込んでも常に一定の隙間ができてしまうんです。
それで、両足のクリートをじっくり見比べてみました。
下の写真が問題の右足のクリートです。この記事の一番上にある左足のクリートの写真と見比べてみてください。
問題の不良品クリート。
赤丸で囲った部分に本来開いてるべき穴が開いてないんですよ! 正常品はここに穴が開いてるので、シューズ裏の文字か読めます。
ここに穴が開いてることで、そのすぐ上に位置してる出っ張りがペダルのくぼみにはまり、カチッという音とともにシューズが固定されるようになっているんです。
ところが不良品クリートには穴が開いてない。だからカチッとはまらない…。
見たところ、穴を開ける作業工程を1つ飛ばして出荷してしまった感じなんですよね。
よりにもよって、これから走りに行こうというタイミングでこんなことになるとは。応急処置もできないので、仕方なくこの日はこのままの状態で走りました。
これが原因で怪我とかしたわけではありませんが、ダンシングするときとかちょっと不安でしたよ。
というわけで、タイムのビンディングを使ってる人はクリートを買うときに気をつけましょう。
レジに持って行く前にクリートをじっくり観察したほうがいいと思います。
それでは!