この作品がRPGの歴史を変えたといっても過言では無い
[ゲームのシステムは面白いのに、難易度が狂っている 惜しいな]
[デジタルデビルストーリー・女神転生 ナムコ ファミコン]
1987年発売 ジャンル 3DダンジョンRPG 参考価格600円
記事のネタバレ度 普通 攻略に必要なプレイ 20時間
このゲームに対する世間の評価 システムが最高だっただけに 惜しい
どんな人におすすめ? ペルソナの原点を体験したい人におすすめ
バーチャルコンソールで配信無し
歴史を変える作品というのは
最初からとんがっているものですよね。
時代が追い付くまで待っているのではなく
こちらから、時代を引っ張りこんで行く
そんなパワーを持っている物です。
そんな今回の、RPGの歴史を動かしたと作品
デジタルデビルストーリー・女神転生の感想です(*’▽’)
女神転生とはどんなレトロゲーム?
この女神転生ですが
1987年にナムコから発売された
ファミコン専用のRPGでした。
今でも大人気の、女神転生シリーズの始まりという、
とても大事な作品でしたね。
アニメのその後を描いた作品で
小説からアニメ
アニメからゲーム
ゲームからまたアニメ
こんな感じで、今でも多くのプレイヤーを魅了し続けている
とんでもなく息の長い作品になっていきました。
ゲームの目的は
主人公の「ナカジマ」を操りまして
人間界を征服しようとたくらむ
大魔王ルシファーを倒すために冒険に出かける
こんな、王道なストーリーでした。
ゲームのシステムは、オーソドックスなRPGで
ウィザードリィの様な3Dのダンジョンを、冒険していく作品でした。
このゲームで初めて
3Dダンジョンに触れたプレイヤーも
多かったのではないでしょうかね。
そんな、女神転生伝説の始まりといっても過言では無い
濃厚過ぎる作品なのでした(^◇^)
女神転生の感想でもあり レビューでもあり
[敵のモンスターを仲間にできるという革命]
この女神転生ですが
モンスターとは呼ばすに、あえて悪魔と呼ぶ
人間と悪魔の戦いを描いた
濃厚過ぎるストーリー設定でした。
そして、敵との戦いに革命をもたらしたのが
悪魔と手を組むことが出来る
とんでもないシステムでした。
今までのゲームでは、敵モンスターという存在は
ただこちらの邪魔をするだけの存在でした。
もっと激しい言い方をすれば
ゲームのボリューム感を水増しする為の
時間稼ぎ的な存在といっても良いと思います。
そんな存在と、自分が手を組むというのは
とても新しいシステムだったと思います。
なにせ、今まで目の前に居た敵が
自分の仲間になるかもしれない訳ですからね。
そして、このシステムの奥深いところは
全ての悪魔が仲間になる訳では無いというシステムでした。
あまりにも狂暴すぎるもの
言葉が通じない下等生物
人間を下に見ている悪魔など
「この悪魔は仲間になるのかな?」とか
「このカッコイイ悪魔が仲間になったら嬉しいな…仲間になった!!」といった
仲間になるまで、結果が分からないドキドキの展開に
全ての悪魔に話しかけた人も、多かったのではないでしょうかね。
今までは敵
これからは最高の仲間
こんな一つのシステムが
RPGの世界を大きく動かした作品なのでした(*´з`)
[仲間にした悪魔を合成できるという奇跡]
イチゴと大福で…イチゴ大福
イチゴと練乳で…イチゴミルク
イチゴとポッキーで…イチゴポッキーなど
どうしてその組み合わせを考えついたのか、という物がありますよね。
「それなら、仲間にした悪魔も合成しちゃいましょう」というのが
この女神転生の凄さです。
仲間の悪魔は、レベルが上がらずに
そのままのステータスで、ずっと同じ状態で一緒に居ます。
そのままでも、使い続けるのは可能ですが
結局は、途中で足手まといになってしまいます。
そんないらなくなった悪魔どうしを合体させると
今まで見たことも無い、とんでもなく強力な悪魔に生まれ変わったり
逆に使えない弱い悪魔になったり
わくわくドキドキの展開が待っていました。
一緒に冒険する大事な仲間でもありながら
新たな仲間を作るための、パーツでもある
こんなのが最高に楽しかったですね。
悪魔を仲間にするのも画期的
その仲間を合成して、更に悪魔を作っていくのも画期的
今までのRPGとは別次元の世界を形成した
まさに歴史的な作品でしたね( ゚Д゚)
[ゲームの出来としては…少し残念]
この女神転生が
歴史を変えた素晴らしい作品というのは
なんの文句もありません。
しかし、このゲームの難易度や、システム的なことを言わせてもらえるのなら
とんでもなく、遊びにくいゲームバランスだったと思われます。
確かに、当時の風潮というのは
「難しいゲームこそが美学」みたいな雰囲気が、流れている時代でした。
ですので、比較的簡単にクリアできる
RPGというゲームジャンルなのに
とても遊びにくいのは少し残念でした。
特に問題だったのが
悪魔の所持数が満タンだと、仲間に出来なくなるというシステムでした。
いわゆる、預り所というシステムが無かったので
必要のない悪魔は
悪魔合体で悪魔の数を減らしていくか
悪魔を死亡させた状態で、いったんパスワードを取ってから
もう一度パスワードを打ち込んで、強制的に消すしかないという
とても面倒なシステムでした。
せっかく、沢山の悪魔を仲間に出来るというのに
ゲームの容量の関係上、限られた数までしかパーティーに入れられない
こんな所が、物凄く残念な所でしたね。
後に、この部分が改善されて
とんでもない名作として生まれ変わりますので
初代でしか味わえないシステムだと思って、お楽しみください(/・ω・)/
女神転生のまとめ
▲【ゆうメール2個まで200円】FC ファミコンソフト ナムコ デジタルデビル物語女神転生ロー… |
★★【中古】afb【PSVITA】ペルソナ4 ザ・ゴールデン Best版【4984995900… |
私がこのゲームを購入したのは
真女神転生を遊んだあとでした。
「ファミコンでも発売されていたんだ…」こんな感じでした。
真女神転生も、相当難しかったのですが
この初代女神転生も相当な難しさでしたね。
ゲームの進め方が分からない
マップを書かないと迷ってしまう
悪魔の強さが半端ない
でもシステムが最高に面白い
こんな、衝撃でしたね。
今では、硬派な「女神転生シリーズ」を遊ぶよりも
マイルドな「ペルソナシリーズ」の方を遊ぶようになりましたが。
原点を体験するという意味でも
この初代を遊んでみてはいかがでしょうかね。
ゲームのシステムは最高
ゲームの音楽も最高
やりこみ要素も相当用意されている
そんな素晴らしい作品なのに、ゲームのバランスが物凄く悪い(/ω\)
RPGの概念を、根底から覆した歴史的な作品
デジタルデビルストーリー・女神転生の感想でした(*^▽^*)