2016-02-08

腐女子はなぜBLが好きなのか

私はガチガチ腐女子である

小学四年の終わり頃にBL出会い、そこからずーーーっとかれこれ20年休むことな腐女子である

タイトルはかなり誇張した。

正確には「腐女子である私はなぜBLを好きなのか」だ。

私の話である

主に商業BLを読み、BLCDを聴き、BLゲームプレイし、商業BL原作実写映画も見る。

二次創作は本当に気持ち程度齧っている。

毎日BLBLBL、男同士の恋愛物以外の作品をここ数年買った記憶が無い。

流石に日々のニュース新聞テレビネットできちんと知るようにしているが、それ以外は本当にひたすらBL三昧だ。

腐女子になる前はイケメンが出てくる少女漫画少女小説なんかを読んでいた。

漫画も大好きだったが何より小説が好きで好きでたまらなくて、毎日学校図書館で本を借り寝る前に読んで翌日新しいものを借りる生活だった。週末は県立の大きな図書館でまとめて5冊ほど借りてそれを読んで過ごした。読んだ作品の中には同性愛描写のあるものや、浮気不倫殺人いじめ割と何でもあった。面白い文章ならなんでもよくて活字中毒のような感じだったのだと思う。

ある時、県立図書館文庫本コーナーでキラキラ男性2人が表紙の本に出会った。

タイトルが未だ思い出せないが、それがBL作品との初めての出会いだ。

衝撃的だった。これまで同性愛描写のある作品は読んだがここまでしっかり男性同士の恋愛に特化したものは無かった。

読み終えて感じたのは言葉にし難い胸の高鳴りだった。今でいう萌えだ。

元々同性愛への偏見特に無かった私には男同士の恋愛という素晴らしく甘美な読み物だった。

それまで自身主人公ヒロインに当てはめときめいていた少女漫画少女小説には途端に興味がなくなった。

ヒロインという自身感情移入させる為の存在が酷く邪魔に見えるのだ。

私はイケメンが大好きだ。

可愛くて可憐で健気な美少女より、美しくて儚くて健気な美少年の方がいい。

同じ恋愛モノなら男女より男男の方が一度で二度美味しい。

その事に気がついてからはもう転げ落ちるようにBL世界にはまり込んでいった。

私は家庭環境はごくごく普通で、両親共同性愛特に大きな偏見はない。

母は『地球へ…』や『風と木の詩』、『パタリロ』を愛読していた世代比較的男同士という部分については寛容で、父は未だにジャンプマガジンサンデーチャンピオンの4誌を購読しているくらい漫画好きな為、まあフィクションならそういう世界もアリだろうとこちらも寛容的腐女子として生活していく上で相当恵まれていた。

そして私はファザコンマザコンでブラコンだ。

家族が好きで好きで大好きだし、両親と兄からも大切にされていたと思う。親戚付き合いも良好だ。

そういう点で家庭で親兄弟等の男性にあまり良い感情が無い女性BLに走るといったたまに見かけるよくわからない腐女子理論には当てはまらないと思う。

また自身恋愛が上手くいかないからである事を逃避しBLに走るなんてのも当てはまらないように思う。

どちらかと言えば女であることをめいいっぱい楽しんでいる方だと思う。年相応に恋愛もしてきたし、ありがたい事に私の蔵書もひっくるめて嫁にもらってくれる優しい人は存在した。

結局のところ、私がBLを好きなのは家庭環境における男性のせいでも、女性である事への逃避でも無い。

BLイケメンが2人で美味しい。という単純明快理由なのだ

もちろんそこに禁断の愛であるとか、男同士ならではの葛藤障害萌えると言うのもある。

しかし、1番の根っこは女キャラとかどうでもいいからイケメンの男を見たい。

男同士の恋愛が見たい。あわよくば男同士のエロも見たい。

ただそれだけだ。

BL好きの理由十人十色

外野ガチャガチャカテゴリ分けをしようとしても無理な話だ。

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