WordPressで月1万PVを達成するまでの具体的な手順

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先回話したように 月1万PVを達成するまでの流れは簡単に説明すると、以下のようになります。

  1. SNSで初期のアクセスを集める
  2. 1ヶ月ほど定期的に更新する
  3. SNSの拡散を狙う
  4. 被リンクを集めて検索上位を狙う

 

それでは、より具体的な内容へ移っていきます。

SNSアカウントの開設と育て方

下準備として、ブログを作成する前に SNS のアカウントを作成しておきましょう。ここでは Twitter で話を進めていきます。

ブログ開設と同時進行でもかまいませんが、先にアカウントを作ってある程度育てておくことで、初日からある程度のアクセス数を集めることができます。

「アカウントを育てる」というのは、フォロワーを増やし、交流をもつことです。

自動的にフォロワーを増やしたりツイートすることもできますが、まったくもってオススメしません。アカウント停止になる可能性が高いですし、何より SNS は人とひとが交流する場ですから。

有名人ならアカウント開設直後に数千・数万のフォロワーがつくこともありますが、最初はみんなフォロワー数ゼロです。ここから地道に増やしていきましょう。

積極的なフォローと交流

これから始めるブログの内容がある程度かたまっているなら、同じジャンルに興味関心を持つ方をフォローしていくことから始めます。

相手がブロガーであれば、コメントを付け加えて記事をツイートしていきましょう。また、ときには積極的に接触して交流をはかるようにします。

知らない人に声をかけるのは勇気のいることですが、みんな意外とふつうに応えてくれますよ。話しているうちにフォローしてくれるかもしれません。

フォロワー数は多いに超したことはありませんが、まずは30人ぐらいを目標にしてみてください。

WordPress ブログ作成時のポイント

ブログはあとからいくらでも改良できますが、初期におさえておきたいポイントを挙げてみます。

  • サーバーは転送量で決める
  • インパクトのあるブログタイトルにする
  • シェアボタンは必須
  • プロフィールを載せる

詳しく解説します。

サーバー選びの基準は容量ではなく転送量

独自ドメインを取得していればサーバーの引越しもできますが、何かとトラブルに見舞われることも多いので、はじめから高品質なサーバーにしておくことをオススメします。

激安サーバーはたくさんあり、WordPress 簡単インストール機能を装備しているところがほとんどで、月額使用量や機能はどこも大差ありません。

ほかに目につくのは「容量」ですが、実はそれよりも大切なのが「転送量」です。これはあまり表に出てこない数字なので、FAQ を参照しないとわからないかもしれません。

この転送量が少ないと、大量のアクセスがあったときにブログがなかなか表示されないか、エラーになってしまいます。

運営直後は心配しなくてよいのですが、記事が一気に拡散して(=バズって)瞬間的に4ケタのアクセス数になると、激安のサーバーでは耐え切れません。

月間1万PVを達成するために「拡散」を狙っていきますので、最初からゆとりのあるサーバーを選択しましょう。

ブログタイトルは濁点をつけるとよい?

ブログの中身が特化したものであるなら、タイトルにキーワードを含めてしまうのもよいですが、それよりは覚えやすいブログ名を考えてみましょう。

オシャレにしようと思うあまり、フランス語にしたり特殊文字をつけるブログもありますが、読み方がわからないと名前を覚えてもらえません。

ブログを紹介するときにいちいちコピペしなきゃならない名前は、ちょっと考えものです。

インパクトを与える方法に「破裂音(閉鎖音)を入れる」というものがあります。日本語でいうと、「ばびぶべぼ」や「ぱぴぷぺぽ」、「がぎぐげご」や「だでど」など。

これはテレビ番組でもよく使われる手法で、とくにロボットアニメは破裂音が入ってないと売れないという迷信があるほど。「カンタム」だったら売れていなかったのかも?

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拡散に欠かせないシェアボタン

WordPress では、テーマを変えることによりデザインを一新することができます。無料ブログのテンプレートと同じですね。

最近では日本語の無料テーマもたくさん出てきましたので、お好みのデザインをチョイスしてください。

なんといっても欠かせないのが「シェアボタン」です。

これはプラグインで実装したり、テーマに直書きすることでも対応できますが、あらかじめ備わっているテーマを選んでおくとカスタマイズの手間が省けます。

シェアボタンは多数ありますが、「Twitter」と「はてなブックマーク」は必須です。あらかじめ実装されているテーマなら、素のまま使って問題ないでしょう。

どこにそのシェアボタンを置くかというと、記事のすぐ下です。デザイン上、自分で作成したボタンを置くのもよいですが、最初は公式のボタンを採用するのが無難。それがシェアボタンだとわかってもらえなければ意味がありません。

タイトル下におくブログも多いですが、公式ボタンを並べておくと読み込みが遅いので工夫が必要。また、数字がゼロばかりだと「読まれていない」アピールになってしまうので、ある程度シェアされるようになってから導入したほうがよいかもしれません。

記事ではなく自分を売る

シェアボタンと共に記事の下に設置しておきたいのが、プロフィール欄です。「こんなひとが書いています」なんて、顔写真やアバターつきで設置してあるブログをよくみますよね。

サイドバーがあるならそこにおいてもよいのですが、ブログに訪れてくれた方がどこに一番注目するかというと、記事のすぐ下。

読者の行動を促すことを「コールトゥアクション」と言いますが、ブログでは『読み終わった。さてどうしよう』という瞬間を狙うのが最も効果的。

参考ブログのCTAは記事の質も問われるという話

ここに簡単な自己紹介と興味のあるジャンルを載せておくことで、フォロワー増を狙います。肩書きや実績を載せると、記事の信頼度をちょっぴり上げることもできます。

テーマにこの機能がない場合、記事を出力する single.php をカスタマイズする必要がありますが、プラグインを使えば簡単に表示できます。

Simple Author Box を使えばCSSの知識がなくてもカッコイイ著者情報を載せることができます。詳しい使い方は下記のエントリーをご覧ください。

WordPress:記事の著者情報を簡単に表示できる「Simple Author Box」

ブログの主役は記事そのものですが、「誰が書いたのか」「どんなひとが書いたのか」というのが以外に見られています。

バズったときは一定の割合でフォロワーが増えるので、ぜひ準備しておきたい項目ですね。

SNSの拡散を狙った記事の書き方

Twitter アカウントを育て、WordPress の下準備が終わったら記事をどんどん書いていきましょう。先述のとおり、好きなことを書けばOKです。

毎日でも週3回でも、無理のない範囲で定期的に更新し、1ヶ月が過ぎたあたりを目処に SNS の拡散を狙ってみましょう。

こんな記事は確実にバズる!という保証はなく、力を入れて書き上げた記事ほど反応が少なくてガッカリすることはよくあります。逆に、力を抜いて書いた記事が以外に拡散されたりするものです。

ただし、拡散しやすい記事もあって、それが「まとめ」です。

はてなブックマークを見るとわかりますが、テクノロジー系では「SEO」や「アクセスアップ」、「AdSense」のまとめ記事は定期的に人気エントリー入りしています。

はてブ新着エントリーに入る条件

新米ブロガーが自分を売るのに最適な場所のひとつが、はてなブックマーク。人気エントリー総合1位になると、1日で1万PVを余裕で達成できるぐらいです。

人気エントリーに入るためには、まず新着エントリーに入らなければなりません。その基本条件は、「ブックマーク数3つ」です。

この3つには自分でつけたブックマーク(セルフブックマーク:略してセルクマ)も含まれるので、実質は2人にブクマしてもらえれば新着入りとなります。

ただ、これはあくまで基本であって、条件によってはブックマーク数が5つ以上必要になったり、スパムと認定されると一切掲載されないこともあります。

スパム判定はある程度自動化されていますが、下記の3点を守れば、あとは通常どおり運営していれば大丈夫です。

  • 複数のアカウントを使用して同一のページにブックマークを行う
  • 複数のユーザーで協力してブックマークを集める
  • ブックマークに対して何らかの対価、報酬を設定しブックマークを集める

特定のページが新着エントリーに掲載されない、検索結果に表示されない

悪質なものと判定された場合、2度と新着エントリーに掲載されなくなるようなので、拡散を狙うあまりスパム行為に手を染めないよう注意してください。

効果的なまとめ記事の書き方

まとめ記事はオリジナルコンテンツの作成に比べると簡単そうですが、実はかなり時間がかかります。

「アクセスアップのための必読エントリー10選」なんていう内容で10個のブログを選定するとき、ただリンクをはるだけならすぐに終わります。

キャプチャ画像も欠かせませんが、これは ShareHtml のようなサービスや、Browser Shot などのプラグインを使えば簡単です。

でも、ここではもう一歩進んでみましょう。

たとえば、紹介する記事の中身をよく読んで、最も重要な部分を引用する。あるいは要点をまとめて補足したり解説をつける。

そのためには当該記事のみならず、ブログ全体をある程度読んで「どんなひとがどんなことを書いているのか」を把握しておく必要があります。

そうやって少しずつ肉付けしておくと、似たような記事と比較したときにユーザーの満足度が違います。それだけシェアされる可能性も高くなり、バズる可能性も高くなるのです。

記事はいつ公開すると効果的なのか

仕上げた記事は、何曜日の何時に公開するとよいのか。

これはブログを読んでくれる層によって違いますし、最初は Twitter からアクセスを集めることになるので、フォロワーがいつタイムラインをチェックしているのかで変わります。

定期的に過去記事の見直しとメンテナンスを

ここまでの話を端的にまとめれば、はてブ人気エントリーを目指すということ。

人気エントリーに入ると、SNSで拡散され、他サイトから紹介される数が増えます。Twitter のフォロワーもどんどん増えていくでしょう。

ブログの存在が少しでも知られるようになり、何度かバズることがあれば、不思議と検索順位が上昇していきます。リピーターも増え、徐々にアクセス数が上がっていくのを実感できるでしょう。

ここで満足してしまうのではなく、過去記事の定期的なチェックが必要です。たとえば、こんなところをチェックしてみてください。

  • タイトルにターゲットやキーワードは入っているか
  • 見出しや強調タグの使い方は適切か
  • わかりづらい言い回しがないか
  • 画像・リスト・テーブルなどで読みやすくできないか

タイトルをちょっと直すだけで、検索順位が大幅に上がることはよくあります。カテゴリーやタグの見直しも同様ですから、ぜひ実行してください。

カテゴリー見直しの効果に関する体験談もご参考に

カテゴリー構造を最適化したらマスターツールのグラフが上昇を始めました

もっとシェアされるにはどうしたらよいのか、もっと検索順位を上げるにはどうしたらよいのか、などなど、ブロガーの欲求は尽きることがありません。

そうしてみんな少しずつ成長いくのです。

まとめ

どんなにすばらしい商品も、その存在が知られていなければ誰も買いません。

ブログにおいても同じことがいえます。ただ、SNSでは何万人何十万人という目に触れる可能性があるので、上手に活用していきましょう。

WordPressは初期設定がそんなに難しくはありません。無料ブログでも同じことですが、アクセス数を増やしていく事がとても難しいのです。それで結局、アクセス数が取れずにモチベーションを保てずにブログを書かなくなる人がほとんどです。

なんだかんだ言ったって先人たちも試行錯誤しながらブログを書き続けています。今アクセス数を稼いでいる人たちも時間とお金を費やしてここまで来ています。先人たちのおかげで私たちはアクセス数を稼ぐ為の方法を近道で辿り着けるようになっています。なので地に足をつけ、地道にブログを書き続けて習慣化させることに集中して行きましょう。

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